うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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葱りんと
さとう水 煮詰めてゼリーで色つけて カキ氷とキス 料理は自由さ
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葱りんと
「いい天気 お昼は庭で焼肉ね」 翻訳すると「ビール飲むから」
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近江の人
健康にぬかりのない姉突然に眠り続ける病も知らずに
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千映
ディサービス母は絵手紙貼りだされ苺艶々 高くなる鼻
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千映
久し振りサンマの開き一匹を母と分け合う薄き塩味
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藍子
歯の欠けるように少なくなる家族空き部屋の数子供と同じ
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葱りんと
母の日を しばらくすぎて ようやっと 静まる心情 電話はかけない
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藍子
知らないよ勝手にしたら我が夫おかずが有るのに納豆食べてる
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阿僧祇
父親と 書斎で積んだ 本の山 いつの間にか越し 今日も文字を喰う
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阿僧祇
口紅と 過去の記憶に 蓋をして 二人目の母が チャイムを鳴らす
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千映
一分の時計の誤差にこだわって母の脳みそ快調に動く
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び わ
専業の主婦で家内は満足げよかったねーと吾（われ）も喜ぶ
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千映
下駄履けば銭湯の道で鼻緒切れ母困らせた想い出浮かぶ
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千映
久留米絣もんぺの巾を少し出す母のお蔭で緩やかに穿け
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詠み人知らず
入ってた熱さが籠る犬用のバッグの奥行き シャンプーの香の
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己利善慮鬼
街に出でて貴女の髪を思うときふと降り初むるひとひらの雪
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聴雨
亡き母の好みし歌をくち遊む一輪の花を手向けるやうに
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つちだゆういち
聾の母不足不満も沈黙に全てを甘受菩薩の如し
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詠み人知らず
小太郎はお母ちゃんとはちょっとしかいれなかったしケーキをあげる
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詠み人知らず
赤き花とだえし日より姿見に蒼白き花ひともと揺らぐ
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