うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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へし切
うららかな三月上巳に初節句 雛遊びに みな ほころびぬ
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詠み人知らず
吾が両手背中に回すも撫でやるも空虚抱きしむ目線はなぞれず
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千映
毛むくじゃらさくらの色のどら焼きを持つ手ちょっぴり可愛く見える
5
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詠み人知らず
重ね見る独りへ置かぬ連なりをひとの情けを重んじる灯に
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詠み人知らず
祖父どのの昏倒の報せ受くものの勤めも笑顔も柔く絶やさず
7
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アガサ
泣く母の 手を振り切って 遊んだ夜も 今も昔も「すきだよ」母さん
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つきの
はまぐりをスプーン代わりに汁すくう 娘の姿は昔のわたし
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詠み人知らず
卓の上に座布団重ね高御座 吾子据え雛遊びせし母
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び わ
雛あられそなえてたのしひな祭りぼんぼりともし家内といわう
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新座の迷い人
故郷は 懐かしきもの 思うもの 肉親絶えて 淋しきものよ
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つきの
母よりも苦手と思う人は無し わたし幸せ？不幸せ？
7
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新座の迷い人
叔父上に 昨年逢いに 遙々と 逢った最後 一生の別れに
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滝川昌之
席立てず余韻のままに見つめればエンドロールと君の横顔
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うらら
吐きだした愛猫の肉を飲みもどしやさしいひとってこういう気持ち
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仁奈
いつの間に見上げる程になった君荷物を持って先を行く君
9
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石川順一
階段で地図読む母が居る朝は昨夜の嵐をしばし忘れて
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アガサ
神さびて 母が自分に 子守唄 ヤケに陽氣で エンドレスなり
5
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桜田 武
一粒三百円の高級チョコ娘の気遣いに甘さひとしお
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新座の迷い人
我が涙 枯れはてたのか 余り出ず 哀れな妻を 見る度涙
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石川順一
私有地は羞恥心とは違うもの川へ飛び込む幻を見た
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