うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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小茄子
千里越え まどろむ老猫 いとおしむ 父母のためにも 長生きしてねと
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翠燕
何気ない 日常一番 幸せと 気付けし今日の 夕餉の時
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詠み人知らず
病人のもとへ帰って草臥れたただいま、をいうひと 救われない
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つちだゆういち
聾の母もう聞こえなひ心中は全て黙せり全て抑えり
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び わ
結婚し月日は流れて五十五（いとい）年互いに支え険しき道も
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西村 由佳里
カシャクシャと片づけているメロディのようないびきを止めないように
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び わ
食卓に家内の心花となり捨てられた枝花（桜）を咲かせて
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このは
鍵かけたトイレのなかでほっとする我の心はどこまでも孤独で
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コタロー
虎猫が二疋竝んで窓の外春の景色を眺めてをりぬ
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舞
語りつつ妻とひと夜を過ごしたりもう幾度めか記念する日に
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石川順一
米こうじ毛布にくるまれ寝かされて机の前で一夜を過ごす
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夢士
春嵐二人お泊り孫来たる爺婆忙し花吹雪かな
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詠み人知らず
洗われてとかされ刈られてフラッフィー白の犬型ダストキャッチャー
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敬之介
紡がれし吾も子孫も生ひ育つ年々歳々姿を變へて
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ふゆいぬ
指先に結ばれた糸ひとすじのたぐり寄せてもそれぞれの春
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詠み人知らず
小春日に 母 藤椅子に微睡めり まだ寒いよと 毛布掛けけり
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横井 信
満月の ぼんやりにじむ 線路わき 子供の声と 並んで歩く
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詠み人知らず
土の上を春の埃の大風と走り廻った犬の毛を拭く
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アガサ
直前の記憶留めぬ母親にも 今日も一日等しく訪れ
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び わ
厳しいと想っているが口を出す息子夫婦の店経営に
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