うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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温
午後ティーは午後に飲まなきゃ死ぬ病気 「おとなのふりかけ」におののいて死ぬ
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只野ハル
戦争のない時代なく殺人のない国のなくヒトは哀しい
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村上 喬
夢だとか希望だとかを置き去りに夏草ゆらして風はふきゆく
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千映
日の暮れも 日増しに 早くなりにけり ただ切なくて そぞろそぞろと
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野々花
「まだ早い、早すぎるよ」と他人が泣く私はひとり 唇を噛む
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野々花
新聞のお悔やみ欄に並ぶのは 何度も呼んだ貴方の名前
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詠み人知らず
浮遊する電子の波間に漂いて心が退化していく我等
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烏滑稽
久方に 発ちてし絶へぬ たまはがね かしこき思ひ 言ふよしもがな
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野々花
秋の花上手に咲かす母は亡く風吹く午後にため息をつく
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詠み人知らず
台風の眼のなかにいる危うさに 気づかぬ振りで もう茹でガエル
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Chico
あるカポネ撃ちしマシンのガンダダダ のち踏みしミシンのガッガガガ
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詠み人知らず
支え合い励ます事なくそれでいて繋がっている縁か絆か
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詠み人知らず
アニメでも漫画でもいい逃避して駆けたいんですあの青空を
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詠み人知らず
原因は定かでないが恒例の夏の終わりの下痢ハーモニー
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詠み人知らず
しわくちゃでもみじのやがてささくれて白魚になりマニキュア纏う
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野々花
隠す意味とうになくなりし親指を伸ばせば過ぎる黒い霊柩車
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詠み人知らず
坂道を転げ心の角が取れそのうち水切る石になれそう
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己利善慮鬼
あの人の面影映す盃に崩れる月の赤い光よ
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なつを
いい加減大人になったはずなのに 両親のない子の寂しさ身に沁む
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詠み人知らず
シェイクをばショップモールの片隅で魚の目のまま すすっています
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