うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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夢士
椿刈るその枝先にスズメバチ女王来たりて巣づくりしおり
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五穀米
じゃがいもの花の澱粉色をして実りはいつも当たり前なる
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falcon
輝きを深紅につつみあふれ咲く汝に余剰の思想は見えず
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河のほとり
ほととぎす鳴く声絶えせぬ夜の闇に汝も心を尽くしたるらむ
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美津村
永久に残さむ願ひに深々彫られし歌碑 石は風化しその歌読めず
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紹益
紫陽花が 梅雨近づくと 告げている 名残惜しきや 爽やかな風
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らんたのいど
大木の新緑と伸びる雑草と同じ植物 その筈なのに
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詠み人知らず
翠色の美しい鳥見掛ければ名が知りたくて心ときめく
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海の月
躑躅咲く。薫風吹けるその先に、ましろき花弁震へうつむく。
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恣翁
軟らかな微風も 熟せし麦畑を渡るばかりは ざわつきにけり
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へし切
可愛いね！心の中で呟けば空を見上げて微笑み返し
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どらすた
アスファルト胡桃一つありにけり鴉が車通るのを待つ
4
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舞
打ち水の清に清げにビル間にも朝日を受けて初夏の輝やく
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水ノ衣
命とは何処から何処に運ばれし尽きた其の時解るのかとも
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水ノ衣
山里の匂いぞ煙る様にして香り立ちては自己主張せし
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ながさき
海の中 魚が通る 路があり 空には鳥の 飛ぶ路がある
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inosann
白鷺が大きな羽に身をゆだねゆらりを川面を飛び立ち行けり
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紹益
春弥生 花咲かせたる 桜木に 今青々と 若葉茂れる
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あかつきのそら
垂直に並び立ちたる杉の木に 遠い異国の神殿を見る
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片井俊二
風そよぎ木洩れ日ゆれるスズカケを背中に映し夏を装う
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