うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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裕二
沈痛の父と探した母の写真 すべて燃やされていたと知った日
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裕二
行ってきますと言い出た部屋にただいまをいえる日は来ず十年が過ぐ
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詠み人知らず
焼きそばの湯切りの詰めが甘すぎてソース絡まずツレに絡まれ
2
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野々花
亡き母の手書きの文字が揺れているしまい忘れた秋の風鈴
12
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へし切
しくしくと君が涙を流すよな秋の長雨はつらく切ない
21
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詠み人知らず
ティンパニー空で奏でている神よ私の頭も叩いてください
0
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詠み人知らず
さようなら傷つき愛した心たち雪になって戻っておいで
5
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温
間違いと降雨とやさしい午睡と 最低なぼくらの花火のゆめ
4
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遠路
「素敵ね」と笑ったあなたの靴底が影を落として僕の目を撃つ
3
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詠み人知らず
依存する事がモノになっただけあなたの代わりは居ないのだもの
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詠み人知らず
昼間には隠れてしまう星々はきっと未だ見ぬ希望の欠片
9
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千映
声の出ぬ 君が最後の 意思表示大粒涙 ぽろぽろと落ち
15
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己利善慮鬼
嗚呼君よ三途の川は寒かろな夏も終わりて吹き返す風
1
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夢士
独り身の伯母を偲んで七回忌甥姪集い神楽坂の宵
17
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詠み人知らず
空を行く屋形船に乗りたくも袖踏む君を残して逝けず
2
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裕二
あなたへとつながっていた感情がひとつまたひとつこぼれて消える
3
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野々花
手を握るだけの介護で安らかに母を逝かせた父も今は亡い・・・・・
8
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己利善慮鬼
真っ白で細き指よりさらさらと零れる砂が満たす盃
4
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詠み人知らず
目標の決まらぬままに明るい日我等は歩むメビウスの道
2
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詠み人知らず
さよならを受け容れるまでの時間には個人差があるいいんだ それで
2
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