うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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みやこうまし
老境とは死に満を持す覚悟かな 後生大事にひたすら生きん
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葱りんと
私の 智肉になった モノたちは 時経ちまして ゴミと呼ばれて
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詠み人知らず
忍び寄る憂ひの翳におののけば森に籠りてのどよひてしが
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横井 信
柔らかくススキの揺れる堤防で耳を疑うツクツクボウシ
10
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コタロー
秋空の澄んだブルーのキャンバスに繪筆は遊ぶホワイトの雲
7
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コタロー
ボルゾイが闊歩してゐる散歩道曼珠沙華が沿道に咲く
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コタロー
秋の暮れ燈の點る一軒家ピアノの音が健氣に聞ゆ
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ななかまど
夕闇の包みきれずに香のあり海鼠壁越ゆ金木犀は
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滝川昌之
重ね着を慌てて探す秋彼岸カーディガンからナフタリン臭
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深谷真雪
弱いということから逃げてまた弱く自分の弱さにうずもれる夜
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桐生賄
健診で メタボ予備軍 結果出て 痩せなきやダメと 分かっていても
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詠み人知らず
秋風に慌てて乗った八重の汐夏を浚いに来てくれたんだね
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煩悩
スーパーで睨まれる味噌汁用お高くとまった蜆の眼力
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詠み人知らず
塗り込めた壁から猫は何度でもお前の心の暗がりをさす
5
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舞
人混みに親呼ぶ声の幼な子の我が父母も笑い出でませ
7
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詠み人知らず
斯く言へど 然にあしらへぬ関はりの断てぬ現に業の煮えたり
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詠み人知らず
わたくしはマウントされたらスルーする そんな性質です ごめんあそばせ
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詠み人知らず
「偽善的」時に言われることがある 一人で生きてるつもりの人に
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詠み人知らず
うっすらと鳥肌たてて人待てど雨轢く音は過ぎ行くばかり
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横井 信
秋雨の柔らかく降る帰り道 濡れて行こうか金曜の夜
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