うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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絮谷新
雨の日の靜けさ優し黄昏はそつと忍びて窓の滴り
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沙久
空中でキラキラ漂う粒子達 日常の中に小宇宙描く
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いわなおいびと
水張りし田に万緑の大山嶺映りて相模平野静もる
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いわなおいびと
小鮎跳ねうぐい群れなす相模川新緑映えて瀬の音やさし
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桐生賄
シクラメン 我が家は未だ 咲いていて いつまでもつか 楽しみなんだ
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リクシアナ
時だけが通りすぎ去るフレームの視界を舞うは季節ひとひら
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松本直哉
紺青のいろふかみゆく沖つかた水平線の弧のゆるやかに
11
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桜田 武
我が家の地下水喉に沁み朝至福自然恩恵の原始人の如
10
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たけくらべ
鳳凰の住處と伝ふ桐の樹の高き梢に花ぞ咲きける
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桐生賄
オダマキが あちらこちらに 咲き始め 庭がますます 賑やかになり
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野々花
青空に風のざわめく声がして春も終わりと夏がウインク
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コーヤ
花も去り若葉がひかる山桜小さき実り赤く揺れおり
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コーヤ
野辺に射すひかりの弦を奏でひくそよ吹く風の春の楽筝
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恣翁
雨洗ひ 色を一新させし麦 早知りぬらむ 名残りの春を
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松本直哉
樹に花の咲けばみどりのほむら立ちかがやくごとしさつきの空に
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沙久
空を喰うえらい雲だと思ったら 工場から出た人工吐息で
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くらら
幾度の 艱難くぐりて 老木は なおも静かに 枝を広げる
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桐生賄
ふるさとの 緑に萌ゆる 山々と 青き空へと 鯉のぼり舞い
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松本直哉
くだけちる波のしぶきを浴びし夜は夢のうちにもしほさゐやまず
10
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工藤吉生
まっすぐな木とかたむいて生えた木がならんでオレにもの思わせる
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