うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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灰色猫
さらさらと砂時計のなか零れ落つ砂が秘めたる追憶の海
27
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bgvillea
片すみに夏を逃れてひと休み雲湧く音のみつくづく法師
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麻
時により上り下りのさだめなき赤間が関をくくる東雲
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桐生賄
ペルセウス座流星群を眺めたり 地球に生きてて良かった思う
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へし切
ゆく夏の名残のあとの百日紅 風にころげる花のひとむら
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ひかり
ぬばたまのプール帰りの木陰には少女がざらりと踏んだ黒い死
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夕夏
らいめいがあつきちじょうにさめざめとあめをふらしつろめんをひやす
3
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ひかり
素麺のような驟雨が東京の微熱をがらりがらりと冷ます
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たけくらべ
我が道をしずとして行く山寺の苔生す先に空青々と
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コーヤ
香らせてゆーらり開いた大輪は一夜かぎりの美しき人
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コーヤ
実らせて気高き匂い漂わせ月下美人の夢が開かれ
17
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果禾緒
石鹸の香りと風と陽が遊ぶ白Ｔシャツは光り彈ませ
4
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たろ
カナカナと 耳をかすめる清里の 大きな空と 小さなあたし
4
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夕夏
ときくればそれなりになりかわらないじせつとなりぬしぜんのしゃかい
3
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人三昧
炎天下 名のみの秋の 訪れて 吾が故郷に 新涼さがす
10
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コーヤ
微笑みを水面に映す萩の花くれないの色揺れて華やぐ
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灰色猫
海恋し前世は鯨であったろか渚に座して焼けゆく肌よ
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桜枝巧
もう少し待ちましょうかというような雲は一緒に泣きたいらしい
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片井俊二
朝陽さす車行き交う縁石に空蝉残し君は空へと
5
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恣翁
城を抱く堤の橋に 月は寄り 湖水受け止め 塔ぞ聳ける
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