うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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あゆか
飛梅のように香りを届けたいあなたに似合う花びらの風
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kingface
若くして身まかる父の祭り終へひとの去ぬれば涙止まらず
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中野美雄
柘植の葉群がキラキラキラキラ あのとき嬉しくってないていたんだな
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中野美雄
柵もおのれも忘れよひしれて澄めるひとみにあふるるなみだ
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中野美雄
桑の木のかなたのそらのグラデーション逝きにしひとのパステル画のいろ
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安井シンゴ
「今」という今は次々過去となり命燃やして今に替え置く
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中野美雄
朝鳴く鳥の聲に覺め腕のかるさに驚きぬ嗚呼きみはことりになつたのか
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中野美雄
この青空をただよふ雲 そこから老ゐたる我がわかるか きみよ
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藍子
静江さん私に友達出来ました心配無いよ静かに眠って
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中野美雄
掌にそおつと雫を光らせて嗚呼あの柿の葉きみ歌ひにし聖歌のやうに
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中野美雄
「ああかみさま」と聲ありきてふ保護室で逝きたるきみに何のありけむ
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中野美雄
笹百合の清にさやげる谷風に逝きにしきみの聲を偲びぬ
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中野美雄
桑の木の木末に耀ふ夕あかり今しばしあれ人はゐなくに
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あゆか
発掘で人骨五体出ちまった古墳時代の言葉で泣こう
7
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中野美雄
今夜のやうに雨をききつつ抱きあひ語りあひたる夢今日も追ふ
6
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中野美雄
山鳩の桑の木末に鳴くなるは吾が慾るきみの聲にかあらむ
8
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浅草大将
艦の名の榊にかけて何祈る身は玉串のしでのもののふ
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中野美雄
きみひとり逝くにのこせしてふ言の葉を葦原に思へば行行子叫びぬ
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朔夜
スーパーの鮮魚コーナー血の色に白目染まった鮎の山積み
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中野美雄
海はら渡る風に開きぬ花とべら海鳴り響動めども人帰り来ず
7
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