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 詠み人知らず
				
		他人の中は見ゆるに 哀しくも 己心の闇ぞ払えぬ愚かさ
		13
				
					詠み人知らず
				
		他人の中は見ゆるに 哀しくも 己心の闇ぞ払えぬ愚かさ
		13
		 
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	 縫
				
		風鈴のさわりに思う鳴き声を あなたもこんな高さだったね
		5
				
					縫
				
		風鈴のさわりに思う鳴き声を あなたもこんな高さだったね
		5
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	 とはと
				
		手ほどきの布に拭かれた背に丸く言葉優しき朝にただ起き
		4
				
					とはと
				
		手ほどきの布に拭かれた背に丸く言葉優しき朝にただ起き
		4
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	 KEN
				
		宵に鳴くその蜩を哀れむか榧の木末を照らす望月
		22
				
					KEN
				
		宵に鳴くその蜩を哀れむか榧の木末を照らす望月
		22
		 
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	 詠み人知らず
				
		危ないじゃん止めなと叱ったあの声がどれだけあの子に届いただろう
		14
				
					詠み人知らず
				
		危ないじゃん止めなと叱ったあの声がどれだけあの子に届いただろう
		14
		 
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	 ふいんき
				
		天国もきっと舗装はされてるしナイキのピンクも燃やしておくよ
		5
				
					ふいんき
				
		天国もきっと舗装はされてるしナイキのピンクも燃やしておくよ
		5
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	 住川幸
				
		七月と命名されし小説が未完のままに仕舞われる夜
		4
				
					住川幸
				
		七月と命名されし小説が未完のままに仕舞われる夜
		4
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	 詠み人知らず
				
		年齢に逆らう脳の癖がある無駄と知りつつ意地で生きてく
		15
				
					詠み人知らず
				
		年齢に逆らう脳の癖がある無駄と知りつつ意地で生きてく
		15
		 
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	 滝川昌之
				
		杭を打つ建設現場の轟音は遠い昭和に聞く蝉しぐれ
		20
				
					滝川昌之
				
		杭を打つ建設現場の轟音は遠い昭和に聞く蝉しぐれ
		20
		 
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	 吉野 鮎
				
		逝きし汝の夢に目覺めしあかときを微かひぐらしかなかなかな沁み
		13
				
					吉野 鮎
				
		逝きし汝の夢に目覺めしあかときを微かひぐらしかなかなかな沁み
		13
		 
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	 KEN
				
		蹈み跡も消えて久しき龍神の祠の蓼の紅さへ虚ろ
		17
				
					KEN
				
		蹈み跡も消えて久しき龍神の祠の蓼の紅さへ虚ろ
		17
		 
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	 松本直哉
				
		究明はいまだをはらず御巣鷹に朽ちやはてなん五百のいしぶみ
		4
				
					松本直哉
				
		究明はいまだをはらず御巣鷹に朽ちやはてなん五百のいしぶみ
		4
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	 松本直哉
				
		かぞふればみそとせあまりみとせ経ぬあの夏の日の墜落の惨
		5
				
					松本直哉
				
		かぞふればみそとせあまりみとせ経ぬあの夏の日の墜落の惨
		5
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	 聴雨
				
		ビードロのグラス氷は解け落ちて些細な涼に亡き人偲ぶ
		9
				
					聴雨
				
		ビードロのグラス氷は解け落ちて些細な涼に亡き人偲ぶ
		9
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	 KEN
				
		六地藏なのかばかりの命降る蝉の時雨に袈裟を濡らして
		24
				
					KEN
				
		六地藏なのかばかりの命降る蝉の時雨に袈裟を濡らして
		24
		 
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	 可不可
				
		「美しい星」の娘は金星人 この星に居場所ない美貌
		6
				
					可不可
				
		「美しい星」の娘は金星人 この星に居場所ない美貌
		6
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	 KEN
				
		うつしみを發たせうつせみあさがほの弦に卷かれて秋の風待つ
		20
				
					KEN
				
		うつしみを發たせうつせみあさがほの弦に卷かれて秋の風待つ
		20
		 
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	 聴雨
				
		魂きはる命尽くして生き抜ける人それぞれの遠き眼差し
		11
				
					聴雨
				
		魂きはる命尽くして生き抜ける人それぞれの遠き眼差し
		11
		 
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	 詠み人知らず
				
		高徳が闇に刻みし忠節の桜木は老いれど誉れは高く
		10
				
					詠み人知らず
				
		高徳が闇に刻みし忠節の桜木は老いれど誉れは高く
		10
		 
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	 詠み人知らず
				
		遺された私が唄う あなたとの 幸せ詰まる 過去と未来を
		8
				
					詠み人知らず
				
		遺された私が唄う あなたとの 幸せ詰まる 過去と未来を
		8
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