うたの一覧
(カテゴリー:恋愛 並び替え:新着順)
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萱斎院
夕影の杉の間もるる灯籠に 消え残りたる胸にたく恋
10
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沙久
優しさに 包まれた西瓜 二人して 分け合おうなんて まだ言えないや
13
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リクシアナ
積み上げた雲は砕けてしゃらしゃらと心変わりの白い時雨に
21
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鈴木たとえば
君と見しキャンプファイヤー 脹らみて金閣燒きしほどの空間
6
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鈴木たとえば
教科書を積みて墓標のやうなるを君の親指の微熱が崩す
5
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鈴木たとえば
抜かされたアルファベットの一文字を書き足すように我を抱くこと
7
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キュン太郎
風鈴が 涼しく響く夏の夜 鈴虫の声と重なりながら
4
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秋日好
理科系の父の書棚に紛れてた「愛するということ」という本
22
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坂田透
いってらっしゃい 約束のように ハグかわし あなたの車の エンジン音聴く
3
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舞
老う母に我も歳経て思い出の異なる記憶語りあう盆
20
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夕夏
あみだくじせんにしょうちのゆくさきはまじわりあわずけっかみなしも
2
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みん
会いたくて震えはしないが、会いたくて歌にしたくなる気持ちはわかる
9
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坂田透
「何か飲む?それとも散歩?風呂入る?」 携帯見ないで 私だけを見て
3
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弟切
灯もと臥せた睫毛繊細に揺れる波音心に響く
6
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鈴木たとえば
右腕に抱き止められてゐる我が高校生以上死者未滿
4
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坂田透
凄い雨 迎えに来てと 言ったのに彼が来る頃 覗く青空
8
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浅草大将
飛んで水ならぬ火に入る夏の夜は「あんたはムシ」の身もこがれつつ
6
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リクシアナ
目を伏せれば百合の香おもく立ち籠めて別れのことば喉に絡まる
21
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リクシアナ
夜光虫こめて明るし硝子箱こえは聞きたしヤママユ怖し
17
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工藤吉生
哀感と呼ぶべきものが心臓をしみ出してもう指の先まで
4
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