うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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コタロー
道端にこぼれ落ちたる花の實の心の聲をそつと聞きゆく
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祈り花
雨冷えの朝の狹庭に一輪の赤き山茶花冬を運びぬ
17
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元親兄貴
波立たぬ湖面見つめて我が心落ち着きないなと反省をする
6
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秋日好
紅葉降る落ち葉踏み敷く並木道夕焼け空に抱かれる心地
16
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夕夏
とりたちがいこうかきねにめぶくきぎきるをためらいいけがきとなる
6
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近江の人
伸びをする猫の背中がカーブして黒い毛並みに光転がる
8
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とはと
きょろきょろと首回す林道の此処人のワタクシ鳥のウソ鳴き
4
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詠み人知らず
このあいだ奢ってくれてありがとね 今日は私がシカ狩ってきた
7
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灰色猫
秋雨に打たれ舞い散る紅葉らの最後の叫びが美しすぎて
23
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内藤芽亞
宵の空月が自身に暈つける時に街灯達は息吹き返す
5
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住川幸
影として塗り潰されし無患樹の合間に光る紫の空
6
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ながさき
日と風と 水と大地の 恵みうけ この星生きる 我等は人間
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滝川昌之
週末にまた台風が来るらしい 巣を張り直す蜘蛛に伝える
25
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夕夏
たりきほんがんかわざんようのみんしんにたぬきうけるがきつねこん
4
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詠み人知らず
人魚モデル常識みたい皆な頷く御免ね認めたくないヂュゴンよ
8
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コタロー
長雨に打たれて朽ちる草花も多くの果實殘して耐へる
9
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コタロー
竹藪の節を伸ばした竹の下暗き所に野球のボール
12
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コタロー
レコード盤大音量のクラシック音樂教室漏れて聞ゆる
11
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コタロー
玄關の前でゴキブリ足で蹈み屍殘る未だ恐ろし
7
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コタロー
電線に竝ぶ雀は音符かなチュンチュン鳴ゐて秋のメロディー
8
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