公彦さん
のうた一覧
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月見団子 とはいわずとも ピスタチオ 生ビールにて 月を待つ夜
令和八年九月十五日
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われのこと認識できぬ母へゆく 洗いたての服が車中で光る
令和八年九月七日
3
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わが死後も世界は変わらぬと知りし日に わが人生は始まりぬ
令和八年九月五日
1
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黄昏を 誰そ彼と知りしとき いつもの夕べ 少し深まる
令和八年九月四日
3
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何もない農道をゆく老人のバイク 遠くでサギが二回転
令和八年九月四日
1
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八十の茶の家元のひと言は 「まだまだ下手ですなあ」それだけ
令和八年九月四日
1
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独学で漢語学びて 早五年 コンビニボタン「はい」より「是」を押す身となりぬ
令和八年九月二日
1
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空き缶けって 青空ひとつ そろそろ 一雨こないかと思う
令和八年九月二日
2
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秋蝉という言葉知り その先に春蝉もあり 言葉は広し
令和八年九月二日
1
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まあなんと 冬蝉という言葉まで 辞書にありたり 蝉の四季かな
令和八年九月二日
1
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月ごよみ めくるその手は タクトなり 演奏交代 蝉からコウロギ
令和八年九月一日
3
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五年前 夢で助けた魚たちよ そろそろ恩を返してくれよ
令和八年八月三十一日
1
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五年前 夢で助けた魚たちよ 君ら 成人されたる頃か
令和八年八月三十一日
1
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幾世代 城壁に生えし緑苔 人の栄枯を静かに見たり
令和八年八月三十一日
1
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秀吉も 感じたであろう 天守閣の最上階に吹く風を
令和八年八月三十一日
1
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天守閣 最上階に集う人 その中に秀吉居るやもしれず
令和八年八月三十一日
1
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算数の設問の君 何思う 七キロずっと同じ速さで
令和八年八月三十日
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苦き記憶をたどるたび なぜかすべてが雨の日である
令和八年八月二十九日
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夏の夜に 流星シャワー浴びながら ホタルを追いし少年あり
令和八年八月二十八日
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一本脚の鳩なお歩む 都市はそれを見過ごせり
令和八年八月二十八日
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