ひよどりよりこさん
のうた一覧
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寝室の眠り玄室訪なうは雨音のみの死後を思えり
令和八年九月二十六日
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髪のなかさしいれる手が輝きをひっぱりだせばいつか大人に
令和八年九月十九日
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鍋のぞきあぶくたつこと星生まれ消えゆく宇宙の営み等し
令和八年九月五日
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魂の関所をやぶる声震えほんとのことをようやく告げた
令和八年八月七日
2
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緑青に浸されてゆき銅の街に太陽沈む夜来る
令和八年七月十八日
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爽やかな臭いのお酢が目にしみてもう鮮やかないきづまりあり
令和八年七月十一日
1
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悠久を火炎式土器大盛りに煮るまほろばにいつかつくのか
令和八年七月十一日
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ピグマリオンピグマリオンと鳴るベルのドア開けてくる理想の客よ
令和八年六月二十七日
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いかづちの固い芯持つ神となり母と名のつくすべてを罰す
令和八年六月二十七日
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ただ一筋に連絡を待つ紫陽花に心変わりの朱は混ざりて
令和八年六月二十日
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言葉の蜜によせられてくる蜂がまた悪意でわれを一刺しにする
令和八年六月十二日
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不運続く女が煮込む賄いの肉が震える深夜の厨
令和八年六月十二日
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パスカルの苦悩は知らず針山に水辺の葦の群生思う
令和八年五月三十日
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トーストを作る手つきが瓦焼くようで心が雨漏りする日
令和八年五月二十三日
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氷噛み硝子でできた歯車が頭の中で音をたててる
令和八年五月八日
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浴室に草原色のバスクリン満たせば潜る地球のように
令和八年五月一日
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生臭い匂いかすめる地下鉄で私は都市の内蔵となる
令和八年五月一日
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悲しみが永遠となるその日まで水時計めく滴る涙
令和八年四月二十五日
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霹靂がいま冴えている晴天の朝きりだした別れの言葉
令和八年四月二十五日
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霹靂=かみなり・いかずち
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読み終えた人のこころに移り香のようにきらめく詩歌の言葉
令和八年四月十八日
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