ひよどりよりこさん
のうた一覧
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秋の空かがやくことをうたがわずわたしから伸びる透明な軸
令和八年八月三十日
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天国に剃刀溶けこんでゆく美しさゆえ怖い青空
令和八年八月三十日
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滝うめく水の音響き轟けばわが身を削る叫びをあげる
令和八年八月十五日
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柔らかいこころの海が怒るときかたちをもてばハサミ持つ蟹
令和八年八月十五日
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魂の関所をやぶる声震えほんとのことをようやく告げた
令和八年八月七日
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潮まねきハサミ片方肥大して憧憬という大いなる不満
令和八年八月七日
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歯車がかみあうように白百合がひらきはじめる夕べの光
令和八年八月七日
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トーストをしあげた色の大地にはジャムをひろげたような黎明
令和八年七月十八日
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緑青に浸されてゆき銅の街に太陽沈む夜来る
令和八年七月十八日
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爽やかな臭いのお酢が目にしみてもう鮮やかないきづまりあり
令和八年七月十一日
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悠久を火炎式土器大盛りに煮るまほろばにいつかつくのか
令和八年七月十一日
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ピグマリオンピグマリオンと鳴るベルのドア開けてくる理想の客よ
令和八年六月二十七日
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いかづちの固い芯持つ神となり母と名のつくすべてを罰す
令和八年六月二十七日
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ただ一筋に連絡を待つ紫陽花に心変わりの朱は混ざりて
令和八年六月二十日
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誰にささげん連なり切れる蛋白石の首飾りめく夕映えの空
令和八年六月二十日
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言葉の蜜によせられてくる蜂がまた悪意でわれを一刺しにする
令和八年六月十二日
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不運続く女が煮込む賄いの肉が震える深夜の厨
令和八年六月十二日
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パラダイスたどりついても心だけまだ母がもつ鳥籠のなか
令和八年六月十二日
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青葉闇殯のごとき静けさを駆け抜けるとき死臭を思う
令和八年五月三十一日
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殯(もがり)=古代日本で行われて...
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高慢に疲れていれば母にまた頬をうたれて夏がはじまる
令和八年五月三十日
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