松本直哉さん
のうた一覧
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いつの日か再会するのを楽しみに生き延びてゆく浮世の海を
令和八年九月二十五日
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期待してけさもLINEをあけてみる 既読のつかぬままに幾年
令和八年九月二十五日
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あざやかな線を描いて飛翔する旋律みたいな生涯だったね
令和八年九月二十五日
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あの海のどこを歩いているのだろう ラジオの告げる波浪警報
令和八年九月二十五日
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形見とて木綿のシャツに袖を通す ああなつかしいあの子の匂い
令和八年九月二十五日
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難破船うちあげられた砂浜の無数の骨のうえにたたずむ
令和八年九月二十四日
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口ぐせは「ノー柚子胡椒ノーライフ」 炊きたてごはんをお椀にもって
令和八年九月二十四日
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補助輪をはずし漕ぎ出す子のようにひとりで生きる練習せねば
令和八年九月二十四日
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おそろいのピアスを買った誕生日変な顔してプリクラ撮った
令和八年九月二十四日
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「性狷介 みずから恃むこと厚き」虎みたいだといわれていたね
令和八年九月二十四日
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中島敦『山月記』
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「この国が平和だなんて思えない」記憶に残るいつかの会話
令和八年九月二十三日
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木霊かな 空耳かしら 呼びかけて答えを聴いたような気がする
令和八年九月二十三日
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悔やんでも詮ないことと知りながらいっしょに行ってあげたかったな
令和八年九月二十三日
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肥沃なる三日月地帯で遊びましょ この世の憂さをすべて忘れて
令和八年九月二十三日
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足の爪それぞれ違う色塗って展覧会にあらわれた人
令和八年九月二十三日
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荘周の胡蝶みたいに軽やかに夢のむこうに会いにいけたら
令和八年九月二十二日
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「茎わかめこりこりしてていいお味」 作ったサラダほめてくれたね
令和八年九月二十二日
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もうすぐ夏至と言われて気づく 一日がすぎてその分遠ざかる距離
令和八年九月二十二日
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静と動まったく違う性格もダヴィッド同盟つくれば無敵
令和八年九月二十二日
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刀折れ矢もつきはてているときもいっしょにいれば力がわいた
令和八年九月二十二日
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