恣翁さん
のうた一覧
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傾ける陽に 一面の 真白なる炎と化しける 芒の花はや
平成二十九年十一月四日
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数多なる椋鳥の声 降る雨の 脈動すなり 涌きつ弱みつ
平成二十九年十一月三日
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湿りたる落ち葉の醸す 白樺の林の匂ひに しみじみ浸りぬ
平成二十九年十月二十八日
22
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鐘楼の礎に 紅き濡れ色の楓 時雨れて 吹き寄せられけり
平成二十九年十月二十七日
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生れしまま 毛布を被り 火酒唇に探り合ひけり 熾火眺めつ
平成二十九年十月二十二日
15
短歌を送って下さった某歌人さん...
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時雨聞き 旅居の杯を重ねつつ 酢牡蠣に 箸を休めけるかな
平成二十九年十月十九日
16
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熱帯ぶる論 酣に 注がれたる煎茶の冷めて 黄に濁りけり
平成二十九年十月十四日
14
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立ち上がり 体をうんと伸ばしながら 欠びし猫ぞ 闇に消えつる
平成二十九年十月十三日
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某歌人さんにお送りしました。
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似合はねば 流行り真似たる端女の 厨の味見頻りなりとは
平成二十九年十月十二日
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顰みに效ひて 主婦の長裳を曳き ...
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マルメロの枝の雫のレンズにや 納まりけるらむ 世界の全て
平成二十九年十月十一日
17
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秋雨の 板戸の外を過る音を聞きつつ 床を延べ連ねけり
平成二十九年十月九日
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水平線 デッキの手擦りと交叉して 僅かに 上下に揺らぐがに見ゆ
平成二十九年十月九日
18
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傷みたる月の骸に 烏啼き じめじめ 雨の落ちてぞ来なる
平成二十九年十月七日
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彎曲の 白き内側ゆ 怪しげに噴き出づる雲よ 月面を研げ
平成二十九年十月一日
15
某歌人さんから頂いた歌の返歌と...
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凝然と 目を瞑りたれば 天の川 流れの音さへ聞こえけるらむ
平成二十九年九月三十日
16
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膏失せし 薄き肌の悲しくて 黄に透く 秋の風流れけり
平成二十九年九月二十五日
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私の若い頃は、ひと夏の過ちの後...
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秋の夜の寂しさ添へて 「チチ」と鳴く鉦叩き 迷ひ込みにけらしも
平成二十九年九月二十四日
18
某歌人さんにお返ししました。 ...
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墓地に続く垣の緑に 憂鬱な 己が心の色 見つけけり
平成二十九年九月二十三日
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燻りたる 野辺の煙と成り果てて 夕日のごとく沈みゆかまし
平成二十九年九月二十三日
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白けたる月の 薄らに残れるも 朝の厨に 灯の点り初む
平成二十九年九月十九日
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