山本克夫さんのうた一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
|
|
- 吹き上がる風がみどり色のリボンをほどくオランダ坂の途中の 平成二十一年五月四日 3 もっと見る
- 少しベランダに滞在したかのようでした風の国からの訪問者 平成二十一年五月四日 2 もっと見る
- 五月のそよ風に揺れ動く枝が時として樹々であることを忘れる 平成二十一年五月四日 1 もっと見る
- 五月の透過率を知りたい両手両足投げ出して風を見上げる草むら 平成二十一年五月一日 2 もっと見る
- あけがたの海浜公園をふきぬける風の意思を確かめに出かける 平成二十一年四月二十八日 1 もっと見る
- 四月の新緑のなかにまぎれてゆく 一時のうすもも色を散らした記憶 平成二十一年四月二十六日 1 もっと見る
- 早朝、やわらかく降る雨が生まれたての春のキャベツの名付け親 平成二十一年四月二十五日 3 もっと見る
- どうしても泣きたい楡の木をひとしれず森の奥まで連れてゆく 平成二十一年四月十七日 2 もっと見る
- 手探りですすむしかない此処からはひかり亡くした夜の領域 平成二十一年四月十七日 7 もっと見る
- 新緑のひかりラッパを吹き鳴らしやがて訪れる夏の準備を 平成二十一年四月十六日 0 もっと見る
- 明けがたの透明なビーズの連なりを一部不透明なひとみがわりに 平成二十一年四月十五日 3 もっと見る
- 丘に登る途中の美しい花々は僕らのために咲いたのではなく 平成二十一年四月十四日 3 もっと見る
- 眠そうなひとたちがつり革にぶら下がりいずれ蝙蝠に進化する 平成二十一年四月十四日 1 もっと見る
- また恐竜が闊歩する星の地中に僕ら化石燃料としてあるのだろう 平成二十一年四月十四日 2 もっと見る
- またくりかえす。一日の始まりを告げるアナウンサーの顔はにこやか 平成二十一年四月十三日 0 もっと見る
- 追いつけないよ僕ら 秒速５センチメートルで舞い落ちる花びら 平成二十一年四月十二日 2 もっと見る
- 半袖のＴシャツきて川沿いあるけば ほら、ここが夏のはじまり 平成二十一年四月十二日 1 もっと見る
- タイムトラベルのはなしをしよう理科室の薄明かりフラスコの前で 平成二十一年四月八日 6 もっと見る
- かなしみもうすれゆくようなあきらかにこれは四月のひかり 平成二十一年四月六日 6 もっと見る
- テーブルの二千円札とバナナの共通項を考ているうち夕暮れ 平成二十一年四月四日 0 もっと見る
