絮谷新さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 貝寄せの通ひ路絶ゑし卓上の熟るる柘榴に青蠅の留む 平成二十九年三月十五日 21 もっと見る
- 逝いて雨煙る山裾辿りなば廃屋燃ゆるしじまの深し 平成二十九年三月十三日 21 ちょっと試験の脱力感が酷いので寝... もっと見る
- 温室に蜜の甘きの滿つるころ白鶺鴒の羽根の降り積む 平成二十九年三月十三日 24 4月からの部署替えのため、資格試... もっと見る
- 過越の街へと青のなだれをり勿忘草の咲きし思へば 平成二十九年三月十日 18 春分の日 もっと見る
- 水底に眠る金貨を思ふときふと鳳仙花種の撥ねたる 平成二十九年三月八日 30 もっと見る
- 弛し身を無人驛舎に打ち置けば廻送列車の向かふ塋域 平成二十九年三月七日 15 もっと見る
- 有平棒まぼる眼球裂かむため理髮店主は剃刀を研ぐ 平成二十九年三月七日 16 見るために両目を深く裂かんとす剃... もっと見る
- 處女歌集燃ゆる焔の煌めきに澪の流るる廢市のしじま 平成二十九年三月六日 20 もっと見る
- さしぐみに春の遠雷響むれば何を告げなむ胸の疼ぎ 平成二十九年三月五日 23 もっと見る
- 拍子木の渡す音ふいに止む宵に水面に搖るる月影あやし 平成二十九年三月四日 19 もっと見る
- たそかれに病室染めしくれなゐは白南風搖らす姫百合ならむ 平成二十九年三月三日 15 もっと見る
- 渡りしはニキシー管の燈しごろ逢魔の刻を告ぐる鐘の音 平成二十九年三月三日 17 個人的な好みを言わせてもらえば、... もっと見る
- 山襞に漂ふ靄の遙けきに花の馨含む春時雨かな 平成二十九年三月二日 18 もっと見る
- 婀娜なるや鯆の夜の記憶へとそつと紛れるピアノソナタは 平成二十九年三月一日 14 もっと見る
- 猿廻し自ら閉づる圓環に夕べ奏づる手廻し風琴 平成二十九年三月一日 18 もっと見る
- 熟るる香を含む豫感の晝つ方玻璃の内なる植物群に 平成二十九年二月二十八日 15 ここ数日騎士団長殺しを夢中になっ... もっと見る
- 春の陽に風の通へば陽炎の立ちては搖るぐはるけき荒地 平成二十九年二月二十八日 22 もっと見る
- 賣り聲を空に放てば涅槃西暗香渡す鬻女愛し 平成二十九年二月二十六日 11 もっと見る
- 疼らぐは懷中時計の刻みかな空の噐に過去の呼び聲 平成二十九年二月二十五日 18 風が吹くとそんな雲の切れ端が、過... もっと見る
- 罌粟咲けば無限上昇するカノン窈窕たる酒場「陽珠里」 平成二十九年二月二十四日 18 スナックのママの名前から珠を取っ... もっと見る
