水島寒月さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 波の音に寝付かれぬまま湯河原の宿屋にひとり寝返りをうつ 平成二十二年八月二十三日 3 もっと見る
- うす赤き百日紅の花房におそ夏の陽は真直ぐに当たる 平成二十二年八月二十三日 2 もっと見る
- ようやくと秋めく宵の鰻丼に粉山椒をたっぷりとふる 平成二十二年八月二十三日 4 もっと見る
- 風の秋少年の日のやるせなさ蝉の骸のにおいにも似る 平成二十二年八月二十二日 6 もっと見る
- すと飛んでつと止まりたる赤蜻蛉細かに翅を震はせながら 平成二十二年八月二十日 4 もっと見る
- ひとつ穫りて苦瓜の実の持ち重り手に確かめておそ夏となる 平成二十二年八月十九日 3 もっと見る
- ゆく夏かひと日の生の極みとて蝉は鳴きおり樹の揺れるまで 平成二十二年八月十九日 5 もっと見る
- 夕立の去りにし宵の叢草に秋来るらしこほろぎを聞く 平成二十二年八月十九日 1 もっと見る
- 日の陰に鷺草咲ける儚きを眺めて送る日の頼りなさ 平成二十二年八月十七日 4 もっと見る
- 風は来て終戦の日よ蝉しぐれ降りしきりをり目の眩むまで 平成二十二年八月十六日 1 もっと見る
- 手のひらを打ちて殺めしひとつ蚊の破れし腹は血に塗れたり 平成二十二年八月十六日 2 もっと見る
- 硝子窓に夕あかね照る工場の脇の小道を我れ帰り来ぬ 平成二十二年八月十六日 2 もっと見る
- 点々と蝉の骸は八月の舗道に在りて終戦の日よ 平成二十二年八月十五日 5 もっと見る
- リセットの利かぬを以って可とすべし身を揉むごとき悔い抱きつつ 平成二十二年八月十四日 2 もっと見る
- 日盛りを鳴き通したる蝉の声日暮れとなればいつしかと止む 平成二十二年八月十四日 2 もっと見る
- 山葵田に塩辛蜻蛉ひくく来て水面に映す己れがかたち 平成二十二年八月十四日 2 もっと見る
- アスファルトに翅打ち振るふ法師蝉汝れは地上を生ききりにしか 平成二十二年八月十四日 4 もっと見る
- 濡れ靴の乾く間もなき六月の頼りなきかな珊瑚樹のはな 平成二十二年八月十三日 2 もっと見る
- 台風の去りにし宵の明星は雲の切れ間に輝きを差す 平成二十二年八月十三日 4 もっと見る
- コーナーに蹄の音は轟きて馬群とう名の生きものは飛ぶ 平成二十二年八月十三日 4 もっと見る
