光源氏さん
のうた一覧
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池の面にゆらく真白の月の影柳の髪はいとど濡れゆく
平成二十二年六月十九日
12
ヴェルレーヌの『真白き月』を参考...
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くれなゐに片ほの袖の舞姿 月やあらぬといふも悲しき
平成二十二年六月十七日
13
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世の常にあはれむばかりのほととぎす身はならはしのつかのまの風
平成二十二年六月十七日
14
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なげきつつひとりわび寢の子守唄うら紫のうしろ姿に
平成二十二年六月十七日
15
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夢よ夢心をへだつ袖の色花一輪に思ひとどかじ
平成二十二年六月十七日
13
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もろともに契りし夜は更けにけりこの指先のあつき心地よ
平成二十二年六月十六日
12
沙羅様に贈った歌。
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身をこがす螢はやがて消ゆるともほのかに殘るみちしるべかな
平成二十二年六月十六日
55
芳立様に贈った歌。
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薄紅の花のみだるる夕かづら限りも知らぬ月の明かりに
平成二十二年六月十五日
16
でくのぼう様に贈った歌。
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夜もすがら月にうれへてさまよへばむらむら見ゆる花のまぎれよ
平成二十二年六月十五日
12
芳立様に贈った歌。
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草枕旅寢に聞こゆる瀧の音いとまなき瀬にはやむ思ひよ
平成二十二年六月十四日
14
永鹿様に贈った歌。
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波の上にただよふ花をながむれど心の傷はをさまらぬものを
平成二十二年六月十四日
19
平実盛様に贈った歌。
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ひそやかに鳰の海邊で風聞かば行く瀬にうつる有り明けの月
平成二十二年六月十四日
16
アルクトゥルス様に贈った歌。
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さみだれに心つらぬく月待てどただ南吹き思ひまさりし
平成二十二年六月十四日
19
芳立様に贈った歌。
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長良川みだれし波はたゆたふと戀の篝火ひと夜の夢ぞ
平成二十二年六月十三日
8
折り句形式。「なみだごひ」は「な...
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待ちし夜の名殘に濡るる花菖蒲はかなき御世の命ひとひら
平成二十二年六月十三日
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本歌…夕されば君きまさんと待ちし...
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まどろみてさてもしどろのみだれ髮この梅雨空に君をわすれて
平成二十二年六月十三日
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千紘様に贈った歌。 「君をわす...
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とこしへに同じ床には住みたれどまた身を濡らす雨のきぬぎぬ
平成二十二年六月十二日
18
空音様に贈った歌。 本歌…とこ...
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彼方より雨が來るとてささめきて青き姿を搖らく紫陽花
平成二十二年六月十二日
19
四季野遊様に贈った歌。 本歌…...
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螢狩る袖とぞ見ゆるかすが野の飛火の野邊の消ゆるまぼろし
平成二十二年六月十二日
17
浅草大将様に贈った歌。 本歌…...
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なぐさみの花たちばなの香も失せて涙に暮るる古都のうらやま
平成二十二年六月十二日
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