ケンイチさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 殊更にひかり寂しき短日に証など持たぬ身のひとつなり 平成二十五年十一月二十四日 3 もっと見る
- 野にこころ晒していつか深まりぬ秋にとり撫づ月影の痕 平成二十五年十月十四日 5 もっと見る
- 木犀の香におかされし夕なればわれ万人に背きて立ちぬ 平成二十五年十月七日 7 もっと見る
- その先の冬を思へば数多なる国境線は我を分かちぬ 平成二十五年十月五日 8 もっと見る
- ゆきかへる秋一日なり夕ぐれの明石の海に月を居まてず 平成二十五年九月二十六日 6 もっと見る
- 海峡を渡るさびしさ異郷にはひときは月の明るくありて 平成二十五年九月十七日 8 もっと見る
- 散りてなほ君思はせる街角の秋日に軽き影を落としぬ 平成二十五年九月十一日 4 もっと見る
- はや秋の風にさびゆくいにしへの都に辿る花の残り香 平成二十五年九月十日 7 もっと見る
- 村雨を離りゆくひとり幾千の空は住処となるやうもなく 平成二十五年九月八日 4 もっと見る
- 深々と土に染む音のしづかなる並行世界へ旅立つ前の 平成二十五年九月八日 2 もっと見る
- こもごもを追はずに走る快速の窓に眩しき東京の月 平成二十五年八月二十日 5 もっと見る
- 黙々と引き摺る影のうへをゆく夏の終はりの月おぼろ哉 平成二十五年八月十九日 4 もっと見る
- 街角に交ひゆく人と反対の空に灯りし光がひとつ 平成二十五年七月一日 8 もっと見る
- 喧騒を離り夜の霧に独り醒め濡れし翠の道かへりゆく 平成二十五年六月十二日 9 もっと見る
- 志ひとつをはこぶ白河の先はみどりの濃き道であれ 平成二十五年六月十日 8 もっと見る
- 変はらずに海峡に生ふる一条の碧を求めぬ 雨音遠し 平成二十五年六月九日 10 もっと見る
- 指を折る人と隣て覗き見るわけにゆかずにうたのわ開く 平成二十五年六月三日 12 もっと見る
- くもり窓のわれうつ雨に肯定を唱へて雨はいよいよ強く 平成二十五年六月三日 8 もっと見る
- どの口もわが名を呼ばぬ土地にありてやけにつれなき宵の明星 平成二十五年四月十四日 6 もっと見る
- 愛想のひとつもくれぬまま過ぎぬ七人の背の市街のゆふ影 平成二十五年四月十三日 6 もっと見る
