たんぽぽすずめ。さん
のうた一覧
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十年間 君に温もり狂ってた遥かな夜に涙する小夜
平成二十一年十一月二日
3
君の熱十年前で狂う小夜。
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長き夜を 越えたい時に白黒のカルーアミルク 二人で混ぜる
平成二十一年十一月二日
7
カルーアを混ぜて長き夜越す二人。
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降り積もる君の想いを溶かすほど心の隅の空が眩しい
平成二十一年十一月二日
10
君溶かす程、空が照る胸の隅。
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ぽろぽろと泣いてご飯を食ふ猫を誰かの生まれ 変わりと思ひ
平成二十一年十一月一日
5
飯を食ひ泣く猫君は誰だった。
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真っ直ぐに飛行機雲が十三夜雲居の月に伸びて悲しや
平成二十一年十月三十一日
20
飛行機の雲、雲居突く十三夜。
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逢う次に電話が良いと言うけれど逢うのに走るのはもっと良い
平成二十一年十月三十日
2
逢う次に良い電話持ち走る我。
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思い出が褪せないようにもう一度夜の散歩で鬼ごっこしよう
平成二十一年十月三十日
5
君とだけ小夜の記憶に鬼ごっこ。
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短歌って難しいけどなんかこう好きだと言うと君が微笑む
平成二十一年十月三十日
10
頑張って詠んでと笑う君が好き。
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真剣に話すとどもるぼくなのに優しく笑う君が好きです
平成二十一年十月三十日
8
どもる僕なのに微笑む君が好き。
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よし次の三連休は秋を見に北海道へ駆け落ちしよう
平成二十一年十月三十日
5
駆け落ちの休みで秋の北海道。
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スタートの線が来年消えてても指切りをしてここで描こうね
平成二十一年十月二十九日
3
ゴール無き恋路の線に指切りぬ。
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過ぎて行く秋が残したどんぐりを一つ僕らの鉢で育てよう
平成二十一年十月二十九日
8
どんぐりを一つ貴女と埋める秋。
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真夜中に送ってもらい君がまだ詠めずに告げる「帰りたくない」
平成二十一年十月二十九日
4
昴まで君に送って欲しい小夜。
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ひび割れた指で背中を撫でられて多忙な君に満ちる優しさ
平成二十一年十月二十九日
11
あかぎれの君に満ちくる優しさや。
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疲れたら疲れちゃったと言えば良いそっちの方が愛されるから
平成二十一年十月二十八日
8
たまに言う「疲れちゃった」で愛さ...
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つまりその答えの愛は永遠に二乗してなを愛に戻るぞ
平成二十一年十月二十六日
2
二乗した愛はイコール永久に愛。
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難しく考えないで愛かける愛はいつでもやはり愛だよ
平成二十一年十月二十六日
5
愛かける愛はすなわちやはり愛。
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しあわせになりたい人はこの指にとまれとあなただけに叫んだ
平成二十一年十月二十六日
8
我が指にとまれば君も幸の人。
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雨の中 手と手を繋ぎ染まりたつ楓に願う貴女との春
平成二十一年十月二十六日
4
秋雨を春雨にする楓達。
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君とまた笑った今をレクをして冬になったらまた聞きましょう
平成二十一年十月二十六日
2
笑い声レクして冬に君と聞く。
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