林歌さん
のうた一覧
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男の子らのナイフ自慢や手作りのパチンコの木はドスナラの股
令和八年六月二十三日
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植林の下草を刈るその笹をまっか棒にて条と集めり
令和八年六月二十三日
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その枝はまっかまっかに出づといふ白き花なりドスナラの花
令和八年六月二十三日
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夏至さびし焼ける日差しのこれからをなほ冬へとや巡りゆくらむ
令和八年六月二十一日
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夜勤明の帰宅老いた体で投げだしたリュックほどくは夕べとなりぬ
令和八年六月二十一日
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露をおくコップに麦茶足して注ぐ妻の白髪に吾が老い映る
令和八年六月十九日
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義父の影三重念仏帰り来てシャンパンを注ぐ三つ目のグラス
令和八年六月七日
4
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ハッとせり肩越し零のオオスズメ頭は二十ミリ我を捉えむ
令和八年六月五日
5
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湿りたる亡父の図書箱蓋とれば紙魚うねり去り銀鱗残る
令和八年六月五日
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身勝手な音頭吹きおき中座せばこれが音頭と一の者の音
令和八年五月三十一日
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きざはしに切れて伏したる仕事守主のひと仕事を果たし給うや
令和八年五月三十日
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窓枠に沸き出で流る白き雲伏せゐる吾は青空へ落つ
令和八年五月三十日
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空に落ちる は、アルルカンの曲名...
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締まりよきとんがりキャベツ鷲づかみ頭はいびつ吾がものならず
令和八年五月二十九日
4
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床の上にいくつも転がるわが頭全部の痛み押し寄せるなり
令和八年五月二十九日
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首すじを殴るごとくに襲い来る彼女の頭痛ブラジャーの線
令和八年五月二十九日
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リラ冷えの雲のくらさよパラ雨よくるか頭痛よ軽く過ぎされ
令和八年五月二十八日
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夜の風に吹かれ歩けば旅人よ小樽の人の知らぬ小樽よ
令和八年五月二十五日
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小樽 旧越中屋ホテルにて
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長き卓鈍き輝き石の壁「火の帆」のショット胸を焼くなり
令和八年五月二十五日
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青もみじグラスを透きて染む光ひとりシガーを燻らせてみたし
令和八年五月二十五日
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エントランス ステンドグラスの芯に坐し五色染め上ぐ「かねうろこ」なり
令和八年五月二十五日
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