山本克夫さん
のうた一覧
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ぴったりじゃないかいずれ熱帯となる街にサンシャインシティ
平成二十一年八月一日
1
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ひまわりの角度がいいね 夏空にいつもあなたは上向きだった
平成二十一年八月一日
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こわせどこまでも鋭利であれ 八月のロックフェスタの大音量
平成二十一年八月一日
1
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夕凪から止まったままの時間にいます電池入れれば進みますか
平成二十一年八月一日
1
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八月はきみがサイダー飲み干す前にきらりさらりと現れていた
平成二十一年八月一日
1
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喧騒に消えてしまいそうなひとつの心音をきくための聴診器
平成二十一年七月三十一日
3
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くじら、クジラ、鯨のやさしい歌声が響く街ならよかったろうに
平成二十一年七月三十一日
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心臓の音を聴きながら何処へ向かうのだろう夕暮れの道を歩む
平成二十一年七月三十一日
1
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きらきらとかがやく嘘にかこまれて今宵わたしはやさしくねむる
平成二十一年七月三十日
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あけがたに蛸とか海月とかも目覚めるとおもうと海はひろいわ
平成二十一年七月三十日
2
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感情の涸れた部分があって明け方に水をもとめて疼きはじめる
平成二十一年七月三十日
2
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もう掴みたいものはないのでしょう終電の吊り革に残された指
平成二十一年七月三十日
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しおさいを忘れかけた雑踏のなかに海からの電話がつづく
平成二十一年七月二十九日
6
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海までの坂を一気に駆け下り最高のビーチハウスを建てる
平成二十一年七月二十九日
1
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夜が明ければ目覚めることをふつうのひとは当たり前と言う
平成二十一年七月二十九日
2
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大好きなのはイチゴの味のカキ氷でも宇治金時もすてがたいの
平成二十一年七月二十八日
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夏空に飛ばす映画のチケットふたりぶん もう必要がないから
平成二十一年七月二十八日
2
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ドトールでゆるかに涼みながらやって来る熱風をやり過ごす夏
平成二十一年七月二十八日
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吉野家に押し入るような奴に本当の牛丼の味なんて判らないのさ
平成二十一年七月二十七日
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なきそうな宇宙から白磁の壺が降ってくる 悲しいですね マ・クベ
平成二十一年七月二十七日
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