いわこしさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 夕立を急に走りに出しまま二十年還らぬ吾の靴よ 平成二十九年七月三十日 4 もっと見る
- 歯車が空いっぱいに打ち寄せる波濤砕けて肩に降りつむ 平成二十九年七月三十日 5 もっと見る
- 歯車が三つ 真ん中の歯が欠けてもう戻れない昨夜の君に 平成二十九年七月三十日 4 もっと見る
- 歯車が二つ 花壇に咲いていてギリギリと回ったりしている 平成二十九年七月三十日 4 もっと見る
- 歯車が一つ 洗面器に落ちてをりポケットにそっと忍ばす 平成二十九年七月三十日 5 もっと見る
- 西陽さす風呂場の掃除するふりでタイムマシンを組み立てている 平成二十九年六月九日 6 もっと見る
- ある程度の人と乗り合わせたのでしばし会話のあとは無言に 平成二十九年六月七日 6 もっと見る
- この迷路何度やってもたどり着く ひとつも同じ道通らない 平成二十九年六月六日 5 もっと見る
- 壁に今、ディスプレイから目を上げたら迷路の出口が見えたような 平成二十九年六月六日 6 もっと見る
- クスノキがあったかは思い出せない病室の窓は空の角度に 平成二十九年六月二日 5 もっと見る
- 病室で天井の迷路たどってた六歳の私は生きていた 平成二十九年六月二日 6 もっと見る
- たどり着くまでが遠足なら今も遠足のまま遠足に出る 平成二十九年五月二十四日 3 もっと見る
- スイッチをつける。百万体のコインロッカーどれが俺かわからぬ 平成二十九年五月二十三日 6 もっと見る
- ほんとうの自分隠しておいた駅コインロッカーが撤去されてる 平成二十九年五月二十三日 11 もっと見る
- あちちちと言って耳たぶつまむ奴など信じない長年の勘 平成二十九年五月二十一日 3 もっと見る
- まっすぐに横たわる人の並びをバイクで巡回する訓練 平成二十九年五月二十一日 2 もっと見る
- 明け方に硝子の目玉手にして許し難きニュース裏窓に聴く 平成二十九年五月二十日 4 もっと見る
- 明け方に寝返りうちてメガネ。ああ、捻じれフレーム、おお、二つ球 平成二十九年五月二十日 5 もっと見る
- 青空の端から割れる五月忌に巨人の背中幻視する我 平成二十九年五月十九日 5 もっと見る
- 硝子函のヤドクガエル描く君毒の色彩画紙に転写す 平成二十九年五月十七日 7 もっと見る
