波江究一さんのうた一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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- 蛇口をば締めむ間もなきくちづけに見舞はれゐるか月射す夜窓 平成二十一年二月九日 5 もっと見る
- 君に腰押し付けられて胸へ手がレジ袋よりこぼれ出るハム 平成二十一年二月九日 1 もっと見る
- 降り來し黄巾の徒を青州と名づけてともに赤壁までを 平成二十一年二月八日 2 黄巾 漢を滅ぼした賊徒 青州 ... もっと見る
- 富士はまだ煙り立てゐき敷島のやまとうたの道興れるころを 平成二十一年二月七日 2 浅間噴火のニュースでつい富士に連... もっと見る
- 片腿を舁きあげられてすることを見られてゐるか縫ひぐるみの眼 平成二十一年二月七日 1 もっと見る
- 駈け込みて座ればすぐに逢ふ時の見映え氣になる睫毛を手入れす 平成二十一年二月七日 1 ラッシュ時過ぎた電車ではよくお目... もっと見る
- 約束を守らぬ彼へメールするとがらせし唇捺した畫像で 平成二十一年二月六日 1 もっと見る
- 碎かれし顎吊りながら睥睨しゐたる廣場の斷頭臺へ 平成二十一年二月五日 1 フランス革命期の政治家に一首お詠... もっと見る
- しやぼん玉流れ來る方ふりむけば風やはらかに母と子のあそぶ 平成二十一年二月二日 7 もっと見る
- じつと背を見られゐしこと恥づかしく振り向きかけてすぐ赤らむ頬 平成二十一年二月二日 2 もっと見る
- 君が髪たぐさにしつつ遂げんこと語らへる間をインコの繰り返す 平成二十一年二月二日 2 もっと見る
- ぽつねんとテラスに止まりゐる鴉と目が合ふふてぶてしく生きみん今日か 平成二十一年二月一日 3 もっと見る
- 寄進状捏造させて騙り取る田畑 林 泉 娘ら 平成二十一年一月三十一日 1 もっと見る
- 生還を期し得るや否あらたしき髭撫でて立つ故郷の驛よ 平成二十一年一月三十一日 3 もっと見る
- 夏至柱の高く掲げし花輪に鳩 捕虜屠らむをしばらく日延べす 平成二十一年一月三十一日 2 もっと見る
- 投降を拒否せる納屋にかけし火の火中に到るその致命彈 平成二十一年一月三十一日 1 もっと見る
- 着信音鳴りゐるバッグ提げて出る今さら別れた夫のことなど 平成二十一年一月三十日 1 もっと見る
- めざましと見上げしものか生き物のやうに擦れ合ふ少女の胸を 平成二十一年一月三十日 2 もっと見る
- 今さらに赤らめ合ふ頬初夜權を行使の圖ある遺跡を前に 平成二十一年一月三十日 1 もっと見る
- 炬燵にて觸れ合ふ指に居堪れず抱き寄せくつがへしたる茶こぼしよ 平成二十一年一月三十日 1 もっと見る
