なかしぃ卿さん
のうた一覧
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音に聞く危なきやまだ見ぬシュールストレミングいつか食べばや
平成二十八年十二月一日
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一言が心に刺さる言葉さへ他人事みたく通り過ぎ行く
平成二十八年十一月三十日
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鶏の鳴き音聞こゆる朝ぼらけまだ明けやらぬ有明の月
平成二十八年十一月三十日
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未来より時空を越えてドラえもん過去の歴史を変え過ぎるなり
平成二十八年十一月三十日
1
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朝ぼらけまだ覚めやらぬ午前五時布団の中ゆ起き出でざりき
平成二十八年十一月二十九日
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ねばねばという語を使はず納豆を表せざりし我が語彙貧し
平成二十八年十一月二十九日
1
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世界から認められざるシーランド小さき国ぞ我が祖国なり
平成二十八年十一月二十九日
1
なかしぃが卿を名乗るのはシーラン...
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来る年の手帳は同じ行く年のカバーを使ひて中身替へなむ
平成二十八年十一月二十七日
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トランクに持てる分だけ詰め込みてあとは捨てなむ宛て無き旅へ
平成二十八年十一月二十七日
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御茶漬けに封入されし浮世絵の懐かしきあまり買ひさふになり
平成二十八年十一月二十六日
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な押しそは押せといふのと同じなる煮えたぎる湯を目の前にして
平成二十八年十一月二十六日
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もみじばは赤く色づき根元にぞ埋まる死体の血を吸い上げり
平成二十八年十一月二十六日
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我ながら頭の回転速けれどむべ惜しきかな空回りせり
平成二十八年十一月二十六日
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朝寒く吐く息白く魂の彷徨ひ出でぬ寝起き微睡む
平成二十八年十一月二十五日
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洗濯物干す手冷たし冬の夜乾く間に幾夜迎えしか
平成二十八年十一月二十四日
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割り箸の持ち手がちゃんと割れなくて尖った方が我を突き刺す
平成二十八年十一月二十四日
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寒空に色とりどりのマフラーのたなびきたるぞいとをかしける
平成二十八年十一月二十三日
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スピーチとスカートの丈できるだけ短きよりも無きがうれしや
平成二十八年十一月二十一日
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長きこと使ひし物に宿るとふ神の宿れる愛しき物よ
平成二十八年十一月二十一日
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おぼろなる夜空に浮かぶクロワッサンぱりぱりの皮零れ落ちたり
平成二十八年十一月二十一日
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