けらさん
のうた一覧
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弓張の月の光に射貫かれて痛むは胸の奥底の玻璃
平成二十八年五月十二日
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一つずつ星を繋げて書く文の 言葉足らずを散る花で埋め
平成二十八年四月二十五日
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散る花は桜真白に見る胸に 季節はずれの雪降り積もる
平成二十八年四月十一日
8
寂しい春もまたあるもので。
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惑星のひとつとなりて行く道は 楕円軌道に離れまた寄り
平成二十八年四月十日
7
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花筏金魚のきもち花曇り スワンボートのあの子は綺麗
平成二十八年四月九日
7
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メビウスの輪で繋がった君と僕 裏と表で手が届かない
平成二十八年四月九日
9
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アネモネは雨降りの日は目を閉じて 下を向きます少し悲しい
平成二十八年四月四日
10
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散らぬうち枯れちまったの椿花 此の手で毟り屠る土の香
平成二十八年四月二日
7
椿だって潔いとは限らないのだもの...
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木の花の蕾は雨を待っている 握った夢を今見せたくて
平成二十八年三月二十八日
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今日は雨が降ります
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おぼろ月 優しく甘く哀しくて 午前零時に咲いている花
平成二十八年三月二十五日
6
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唇が「さよならしよ」と動いても 耳を塞げば「まよわないよ」だ
平成二十八年三月二十三日
9
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不器用な貴方の作る揺籠の 隙間に窪み見つけて眠る
平成二十八年三月二十三日
6
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満月に五分咲き桜帰り道 君と歩けば開く花あり
平成二十八年三月二十二日
10
明日は満月。 夜桜デートしたい...
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瓶に詰め流す宛て無き呟きの ひそりと待つは月の砂浜
平成二十八年三月二十二日
12
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まっさらなノートに綴る一文字目 愛ではなくて恋でもなくて
平成二十八年三月二十日
7
ノートって誰の為に書くんだろう?
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恋しさを仮にAとし証明せよ 平行線に交わる角度
平成二十八年三月十一日
10
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ハローハロー 地球は今日も元気です 少しの嘘を宇宙に送る
平成二十八年三月十日
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会いたくても会えない人に。
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雨上がり濡れてしまった自転車の 空回りする恋まだ曇り
平成二十八年三月十日
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なかなか進まない春も恋も。
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三日月に募る想いをぶら下げて 零れるまでに傾けておく
平成二十八年三月六日
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雨待ちの朧月夜にほろほろと 誰ぞ慕いて鳴くは山鳥
平成二十八年三月六日
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