ななひとさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- にんげん の ゆび ゆび ゆび みぎの 耳から ぽろぽろ おちるよ 平成二十一年九月二十五日 1 ひだりは静かである。 もっと見る
- くちびる から 落ちるよ それは わたくし だよ。 平成二十一年九月二十五日 2 それも、わたくしである。 もっと見る
- 騒音である 首がある 指のないかたまりが わたくし の ゆりかご 平成二十一年九月二十五日 3 ここには音はない。 もっと見る
- 並木道である 道がぶ厚い舌になってうねる 平成二十一年二月二十五日 2 もっと見る
- 反射鏡だらけのバスのなか病人の目玉に蛾が震えてゐる 平成二十一年二月十二日 7 もっと見る
- 凝固 した 女の足 に 笑う 真っ赤な 唇 が ぶつり 噛み切る 平成二十一年二月十二日 2 もっと見る
- 拒絶 に 咲く 灰色の花 不意に流れた 青い 心音 平成二十一年二月十二日 8 もっと見る
- 座礁船に揺れるブランコ キリ キリ 共振する心臓 平成二十一年二月十日 6 もっと見る
- シャッターの風景噛みちぎる長身の青年鼻から上がない 平成二十一年二月十日 1 もっと見る
- 電話ボックスに詰め込まれた裸体肉塊垂れ下がる脂の中で虫が哄つた 平成二十一年二月十日 1 もっと見る
- 瞳のなか錆びたのこぎり噛み潰す半獣 土石流を舌がさかむきに舐める 平成二十一年二月九日 2 もっと見る
- 反響する顔 顔 顔 雑音狭窄してゆく裏面は言葉知らぬ子供の皮膚 平成二十一年二月九日 2 もっと見る
- 非人称縫い付けられた唇横転する貨物車埋没がゆっくり目を見開く 平成二十一年二月九日 2 もっと見る
- 針人間捨象する遮断機つかの間すぎる体温幼虫の盲目 平成二十一年二月九日 4 もっと見る
- 錯乱地下鉄噛みながら収入印紙のハンコを削っている 平成二十一年二月八日 2 もっと見る
- ヒレ呼吸するブラックペッパーコーヒーから蚕が這い出る 平成二十一年二月八日 1 もっと見る
- 神経質な多頭植物蛾の胴体べろべろ舐める 平成二十一年二月八日 2 もっと見る
- 漁船を飲み下す目玉に鱗 鱗 鱗 平成二十一年二月八日 2 もっと見る
- 角砂糖な人生を歩め開いた傘に逆さ人間 平成二十一年二月八日 8 もっと見る
- 保護シートがうまく貼れない 終わった 平成二十一年一月二十四日 2 空気…。 もっと見る
