佐藤水村さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 林檎剥く薄日射し入る台所指先仄か影の点しけり 平成二十八年一月十九日 6 もっと見る
- 床暖房置けば炬燵の上掛けの身を持て余す月夜なるかな 平成二十八年一月十九日 4 もっと見る
- 冬の朝財布を出せばホームレスの俯き歩くを思ひ出しけり 平成二十八年一月十九日 4 もっと見る
- 鋏あり床に放られ股広げ逗子の浜にて見し蟹かとも 平成二十八年一月十九日 3 もっと見る
- うたた寝にランケを枕に見し夢は八千年の栄枯盛衰 平成二十八年一月十八日 2 ランケはドイツの世界史家で、近代... もっと見る
- ひさかたの光に開くカーテンの裾に落ち込む影一つかも 平成二十八年一月十八日 4 もっと見る
- 駅蕎麦の店内狭み人熱れ冬の夕べのホームに満てり 平成二十八年一月十七日 3 もっと見る
- 靴下のずれを屈みて直す妹水に恥ぢらふ白鳥かとも 平成二十八年一月十七日 6 もっと見る
- 昼の車内乙女の座すや取り出すはコンビニ弁当パスタなりけり 平成二十八年一月十七日 2 もっと見る
- 群衆の海過らんとしてなせずモーセたらんと欲りせどなれず 平成二十八年一月十七日 4 もっと見る
- 学生の朝の挨拶交はすのを聞けば気分の軽くなるかも 平成二十八年一月十七日 5 もっと見る
- 焼き海苔の香り懐かし冬の夜に尋め行く我に月影の照る 平成二十八年一月十六日 8 もっと見る
- 梨香る八分割し芯とれば今宵親しむ三日月の味 平成二十八年一月十六日 7 梨を半分に切り、半分に切り、また... もっと見る
- なめこ汁夕餉に食へば思ほゆる海月たゆたふ月影の海 平成二十八年一月十五日 3 もっと見る
- エーゲ海オリーブを摘むサッフォーよオリーブオイルはマグロによろし 平成二十八年一月十五日 2 古代ギリシアへの憧憬。 もっと見る
- 色もなく骨もなきかな吾が生は蓋し半値のはんぺんの如 平成二十八年一月十四日 4 これぞわが人生か。 もっと見る
- 真白なる長葱わづか傾けりあたかもピサの斜塔の如く 平成二十八年一月十四日 5 長葱大好き。 もっと見る
- 終電に揺られうたた寝目覚むれば小雨は雪になりにけるかも 平成二十八年一月十二日 6 もっと見る
- 残業の夜は終電となりにけりレール見やれば小雨濡れ初む 平成二十八年一月十二日 2 もっと見る
- 冬の日は靴音響く喜びもはた悲しみも軽やかに鳴る 平成二十八年一月十二日 7 もっと見る
