美津村さんのうた一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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- 風通し悪き倉庫に積み置ける煉瓦をしばりし縄腐りたり 平成二十八年十月二十七日 4 もっと見る
- 売り惜しみ在庫せし日の白煉瓦売れざるままに下積みとなる 平成二十八年十月二十七日 5 もっと見る
- 乾燥し袋に詰めし鋳物砂光透き入る倉庫に積みあぐ 平成二十八年十月二十日 11 もっと見る
- 縫ひ合せ尚張り合せ幾重にも包装されゐる米国産ベントナイト 平成二十八年十月二十日 6 もっと見る
- 鋳込場の蒸るる空気に息つめて湯玉よけつつ煉瓦を運ぶ 平成二十八年十月二十日 8 もっと見る
- 語尾ながくのばしてマイクに人を呼ぶ声が鉄鋳る工場にひびく 平成二十八年十月二十日 9 もっと見る
- 鋳物師一筋三十七年勤めきて家建て得ずとこの人嘆く 平成二十八年十月二十日 11 もっと見る
- 柄の長き杓にくむ赤々と熔けし鉄腰低くして鋳型に注ぐ 平成二十八年十月十二日 7 もっと見る
- 鉄を鋳る傍を防塵眼鏡かけ両腕に煉瓦をぶら下げ運ぶ 平成二十八年十月十二日 6 もっと見る
- 工場排水に生かされてゐる池の金魚立札は記す魚齢三歳 平成二十八年十月十二日 12 もっと見る
- 砂埃激しき熱気飛ぶ湯玉恐れてゐては仕事にならぬ 平成二十八年十月十二日 6 もっと見る
- 電気炉に続けて湯玉爆ぜるとき鉄鋳る工場華やかに見ゆ 平成二十八年十月十二日 11 もっと見る
- 熔けし鉄は運ぶ杓より溢れたりこぼれしは必ず高く飛び散る 平成二十八年十月五日 10 もっと見る
- 炉の温度上りとけゆく鉄塊が火の色となり沈み始めぬ 平成二十八年十月四日 12 もっと見る
- 出湯を告ぐる電鈴響きシャツを脱ぎ長き杓を持ち集りて来る 平成二十八年十月四日 9 もっと見る
- 降りかかる湯玉浴びつつ取鍋に真赤く熔けし鉄を汲みゆく 平成二十八年九月二十八日 8 もっと見る
- 型を込む鉄を鋳る鋳型の砂落すなべて百米のコンベアーの上 平成二十八年九月二十八日 4 もっと見る
- 鋳残してインゴットに流しゆく鉄が夕暗き工場に光を放つ 平成二十八年九月二十八日 6 もっと見る
- 型砂の焼けゐる匂ひ湯玉踏む地下足袋のゴムの焦げゐる匂ひ 平成二十八年九月二十八日 7 もっと見る
- 自動化されし鋳造工程にただ一人アルミ製防熱服着て鉄を注ぐ 平成二十八年九月二十八日 3 もっと見る
