只野ハルさん
のうた一覧
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人並みに今日から始まる夏休み親のところと自宅を行き来
平成二十二年八月八日
4
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山折り谷折りの短い命を終え海に沈む紙ヒコーキ
平成二十二年八月八日
8
三沢左右さんの紙飛行機のお歌に
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昆布茶振る即席胡瓜の漬け物を茶粥に添えて昼餉に供す
平成二十二年八月八日
11
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冷製の茶粥と洒落て冷蔵庫開けて鍋出し昼膳に置く
平成二十二年八月八日
8
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紀ノ川の河岸段丘分け合って柿と蜜柑の畑広がる
平成二十二年八月七日
13
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車止め道渡り行く亀運び小川に放す人見る日暮れ
平成二十二年八月七日
6
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銭湯湯上り待ち合わせコーヒー牛乳フルーツ牛乳
平成二十二年八月六日
6
家風呂があっても銭湯も好きなブル...
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ノルウェー産の鯖を焼きアメリカ産のブロッコリーを茹でる夕べ
平成二十二年八月六日
8
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蝉が生き蝉が鳴き人が生き人が泣く暑くて哀しい夏に
平成二十二年八月五日
6
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未練はその人と過ごした幸せと思えたひとときにあるのか
平成二十二年八月五日
5
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世代交代が進まぬ組織は滅亡する五人から一人では
平成二十二年八月五日
4
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あずにゃんやたくさん食べて大きくおなり一番食べたい唯が言い
平成二十二年八月四日
5
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逆キャラの主役の二人お互いのフリした演技良いと知り
平成二十二年八月四日
6
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全開の窓のシーツに礼儀あり洗濯すれど詮索はせず
平成二十二年八月四日
6
庭鳥さんの 全開の窓をシーツが隠...
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本格も品格も別格もない薄っぺらな非格三原則で詠む
平成二十二年八月四日
6
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物足りぬ夕立の後間延びしてゆく水滴が気怠く落ちて
平成二十二年八月三日
7
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始まりと終わりが定まらぬ宇宙の事あれこれ考える夜
平成二十二年八月三日
4
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いろんなフィルターを組み合わせ暗くなって写らない本当の色
平成二十二年八月三日
7
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今朝無理して飛ばした紙ヒコーキ昨日の手前で堕ちた夕暮れ
平成二十二年八月三日
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老いた善意は老いた我儘に疲れ憤りを抑えかねて
平成二十二年八月二日
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