おおしまゆきこさんのうた一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
|
|
- 美しきオクラの花は潔くたった三日で実と成りぬ 夏 平成二十五年八月十七日 11 もっとゆっくり咲いてもいいのに もっと見る
- 見上げればもうすぐ姿が消える月ニヤリと笑う午前四時過ぎ 平成二十五年八月三日 8 もっと見る
- 枯れ枝に蟻の行列サラサラの血液のよに淀みなく這う 平成二十五年七月二十八日 10 もっと見る
- 物淋し 硝子の外の雨音が強まる午後の手持ち無沙汰に 平成二十五年七月二十四日 5 もっと見る
- 青空に積乱雲をつみあげて記憶の奥の遠雷を聴く 平成二十五年七月二十二日 17 もっと見る
- 頭から茹だる小暑の真昼間に我を待ちたる四日目の蓮 平成二十五年七月十六日 14 もっと見る
- たちこめる雲は湿度の落し蓋むしむしむして虫が鳴いてる 平成二十五年七月十二日 6 朝からあついですね… もっと見る
- 星のぞむ軒端に揺れるなよ竹に人の望みはたわわに実る 平成二十五年七月四日 3 もっと見る
- 初夏の庭に佇むヒメシャラは俯いて咲き落ちて仰く 平成二十五年六月二十八日 9 うちの実家の庭にあるヒメシャラは... もっと見る
- 溺れよとばかりに注ぐ水無月の無情な雨に紫陽花は熟れ 平成二十五年六月四日 7 もっと見る
- 頭しか守れぬ装備笑うよにジーンズの裾濡らす陰雨め 平成二十五年五月三十日 6 膝あたりまで濡れます雨め もっと見る
- 梅雨みどり ラジオをつけてざあざあとノイズ混じりの優雅な雨読 平成二十五年五月二十六日 2 実家の父を思い出しつつ もっと見る
- つつましき春を押しのけ夏が来て嗚呼Ｔシャツを用意しなくちゃ 平成二十五年五月二十五日 14 梅雨が来る前にしなくちゃ もっと見る
- くたびれたプリマがパニエを脱ぐようにバサリと落ちる芍薬の花 平成二十五年五月二十日 32 もっと見る
- ひそやかな灯り囁く窓辺にてエナメル付きの三日月を踏む 平成二十五年五月十八日 7 探しきれなかったものが唐突に見つ... もっと見る
- イヤだとかツライだとかを空費せず 箱に仕舞って腐葉土にする 平成二十五年四月三十日 5 そういうひとになりたいなりたい もっと見る
- 夕桜 少し黙れと風に云う シャッタースピード百分の一 平成二十五年四月十六日 8 もっと見る
- 窓覗き そらで窺う冷蔵庫 気圧配置は強い冬型 平成二十五年四月八日 3 寒くて買い物に出たくない日に「あ... もっと見る
