みなまさん
のうた一覧
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焼け焦げのトースト半分いぬの腹に残りは雀のめぐみとなせり
平成二十七年五月二十日
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めったにしないミス。昔、母がして...
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雨多き初夏の庭 満開のバラうなだれぬ頭おもくして
平成二十七年五月十九日
10
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ブロックを積み上げていくおそらくは極端にやわな実体なんだろう
平成二十七年五月十八日
4
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三回忌前々の昼日中悲しいのってあたしひとりだ
平成二十七年五月十五日
11
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取り返しつかないことの連続を幾度幾度と重ねてきたよ
平成二十七年五月十四日
8
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指先にとまった蝶よすまないねこの震えすら我は止め得ず
平成二十七年五月十三日
18
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1センチ足らずの蚊よけの重装備宅配便の人の引きよう
平成二十七年五月十一日
8
庭仕事中。
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末っ子の心尽くしの母の日のケーキのプレートありがとう滲む
平成二十七年五月十日
12
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フラミンゴはなやかに舞うワンピースいくら似合うといわれても、あなた!
平成二十七年五月十日
5
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きゃらきゃらと立ち話する近隣の犬よりかなんと夫の声聞こゆ
平成二十七年五月五日
7
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紅ばらを盗むひとあり亡き夫の血の色でしたと書いてやろうか
平成二十七年五月五日
5
三年目にしてやっと数輪まともな花...
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わたくしのためのお祝いあたたかく胸にしみこむ優しいあめよ
平成二十七年五月四日
7
内緒のうれしいことがあって
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白薔薇を崩して散らす五月雨のしずくにうつる香り気高けき
平成二十七年五月三日
13
もとは 白薔薇を崩して過ぎし風...
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雨の前に白薔薇切りぬ雨に濡れて汚れぬように切ってしまいぬ
平成二十七年五月三日
4
部屋中いい香りよ〜
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夜目遠目をとめと紛がう朧月夜くりのはなれのめしたきの婆
平成二十七年五月三日
6
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切れぎれの雲間に見上ぐ月読の清けさに立つ栗の花の香
平成二十七年五月三日
8
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我が庭はみやこのはずれ蝶の舞い薔薇咲き出せど見る人もなし
平成二十七年五月二日
8
秘密の花園ってことにする
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今朝無事に羽根ひろげたる蝶ひとつ皐月の空に発つをためらう
平成二十七年五月二日
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ツマグロヒョウモンが羽化いたしま...
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竹すべて金に輝く東山竹の秋とう言の葉を知る
平成二十七年四月二十九日
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山中の竹にかぐやがおわすのか藤の向こうに竹の秋見ゆ
平成二十七年四月二十九日
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