紫草さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 月影に椎の林のこんもりと鬼の子とあう夜もあるかも 平成二十六年六月二十九日 15 もっと見る
- 雨の夜のテレビに映る悪役の薄い唇に情欲おぼゆ 平成二十六年六月二十六日 21 もっと見る
- 秒針は午前３時をかすりゆく不思議な羽音と心臓の音 平成二十六年六月二十五日 21 もっと見る
- われひとり臥りて聞ける銀杏の生理淘汰の実の落つる音 平成二十六年六月二十一日 18 落ちた小さな銀杏が、屋根の上をコ... もっと見る
- はぐれたる魂求めし屍さへ時を経つればただに物体 平成二十六年六月二十日 11 もっと見る
- 雨の打つ硝子の窓に額あてて見ているものは身どもの何か 平成二十六年六月十八日 16 もっと見る
- ここよりは先なき道に辿りつき小さき地藏に手を合はせいる 平成二十六年六月十日 21 もっと見る
- 明け方の富海に望む朝焼けのコンビナートは一等美しき 平成二十六年六月七日 13 山口県。山陽道を走るときにいつも... もっと見る
- 息づけるまるい小さな漆黒に蜜の味した嘘流しこむ 平成二十六年六月四日 12 もっと見る
- 寛大な甘えをたっぷり溜めこんでたちまち酸化してゆく意識 平成二十六年六月三日 21 もっと見る
- 山里に祈りの聲の木霊して今日いち日を利他であれよと 平成二十六年五月二十八日 21 あの歌声は何？とたずねたら、どな... もっと見る
- 蕗を煮る鍋はおしゃべり続けおり厨にこもる夏の灰汁の香 平成二十六年五月二十日 26 蕗の佃煮大好き。大鍋で煮て、冷凍... もっと見る
- すべてを知ってる山がすき記憶ないらし海もまたすき 平成二十六年五月十九日 16 もっと見る
- ゆきずりの隣の人とタイミング合わせ船こぐ西鉄電車 平成二十六年五月十二日 19 うつらうつらと、つかの間の午睡・... もっと見る
- 極彩色の祭りのような幟立て畑の真中の中古車センター 平成二十六年五月十日 12 何だか…。 もっと見る
- 「臼杵には意識のひくき人ばかり」嘆くガイドの歴史物語 平成二十六年五月七日 10 素晴らしいものを見せていただきま... もっと見る
- 冷や酒は好みの杯でなみなみと肴は蕗の佃煮がいい 平成二十六年四月二十一日 21 最近日本酒を覚えました。 もっと見る
- フロントのガラスに映る葉桜のさやさや揺れて翳り集むる 平成二十六年四月十五日 15 もっと見る
- 三体の白いマネキンならびいて腕なし髪なし魂のあり 平成二十六年四月十日 18 マネキンにも魂宿してるのあるよね... もっと見る
- 何も塗らぬほどよい丸みのわが爪の桃色きれいしずかにきれい 平成二十六年四月八日 29 もっと見る
