灰色猫さん
のうた一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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戦ひて燃え尽き果てし魂は人の記憶に消えず残らむ
平成二十九年六月二十五日
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海底へ沈む国家を憂いつつ傘をたたんで雨にうたれる
平成二十九年六月二十二日
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AIも人が作りしものなればそこには必ずゴースト宿る
平成二十九年六月十三日
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忘れてはいけないことを忘れぬよう墓になるまで雪を積みゆく
平成二十九年六月十一日
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永久の眠り落ちた墓のそばあなたを護る光に変わる
平成二十九年六月十一日
17
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矢を作るただひたすらに矢を作る弓作りは教わらなかった
平成二十九年五月二十九日
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たった二人生き残ったアマゾンのあ...
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もういいよその一言が背中押す老老介護の無理心中の果て
平成二十九年五月二十一日
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津波へと消えてしまった魂のひとつが私ではないことの懺悔
平成二十九年五月十三日
19
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英雄も政治家すらも敵わない世界が悲報にしおれる殉死
平成二十九年五月七日
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頑張ったもう楽にしていいんだよ最期の涙に口づけをする
平成二十九年五月六日
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共鳴をこころの奥に住まわせて語り部流すなみだ引き継ぐ
平成二十九年五月五日
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その頬が冷たいことを確認し歯型が一致せぬことを謝る
平成二十九年五月一日
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静寂に打ち捨てられて怯えてる目も合わせない猫と似てるね
平成二十九年四月二十七日
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他者の歌異様と捉えるうら寂し心の...
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指間から零れてしまう海のよう僕らは時を零してしまう
平成二十九年四月二十日
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終戦の怒りの連鎖を切るための愛の言葉は確実にある
平成二十九年四月十九日
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お気に入り下さった「 秋日好様、...
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命という器が脆く砕けては大事な叡智が零れてしまう
平成二十九年四月十八日
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憧れのこころが死んでしまう時わたしの旅は始まりました
平成二十九年四月十七日
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サイレンが悲鳴に聞こえてしまう夜いのりはひとついいえ数多に
平成二十九年四月十六日
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しっかりと死人のまぶたを閉ざす時そのてのひらが愛であるよう
平成二十九年四月十五日
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十六夜の水子供養の古寺にひととせの愛弔う遊女
平成二十九年四月八日
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