灰色猫さん
のうた一覧
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あきらけし月眺むれば梔子のはつか匂へる夏の立つらむ
令和元年五月九日
24
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初夏の睡蓮鉢の浮草に安らぐように琥珀のめだか
令和元年五月八日
26
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あさつゆの萌ゆる若葉のあさみどり夏の予感に匂ひ立つやな
令和元年五月五日
33
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万世を越えこし万葉名にせらば新しき世や平和ならなむ
令和元年五月二日
25
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伝令を走らせ給え次の世へ平和を願う文を持たせて
平成三十一年四月三十日
28
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染まりゆく花の筏の幽さや冥府へ誘う水のあやかし
平成三十一年四月二十三日
25
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桜という名前をつけてあげましたこれから育つ小さな苗に
平成三十一年四月二十一日
20
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花を待つ桜の下に埋められた屍体も春を願うのだろう
平成三十一年四月二十日
21
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黄泉までの旅の始まりしめやかに水辺を流る花の筏や
平成三十一年四月十九日
23
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潔く散りゆく桜の儚さに死にゆくことの美しさを知る
平成三十一年四月十八日
25
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万象に耳を澄ませば万葉の心の風は今も聞こえる
平成三十一年四月十八日
0
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吹き荒ぶ雨にあらがう桜たち止まぬ嵐はありはしないと
平成三十一年四月十六日
23
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春のゆく萌ゆる青葉の桜枝に別れを告ぐるうすべにの雨
平成三十一年四月十四日
25
こちらぽつぽつですが雨模様です。...
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始まりも終わりも知らず懸命に忘れ去られる今日を生きてる
平成三十一年四月十三日
22
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新たまをスライス塩とオリーブとツナ缶マヨで美味なるサラダ
平成三十一年四月十二日
21
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新たなる息吹く命に寿ぎを幸多かれと愛おしき名を
平成三十一年四月九日
22
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晴れゆかば白き桜の花透かし青く燃ゆるは夏の葉桜
平成三十一年四月八日
26
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美を求め孤高を求めたその鳥は七色光る鴉となりて
平成三十一年四月七日
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海底に沈んた都市の悲しみを思いつ傘をしばらく畳む
平成三十一年四月七日
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空間系ロックバンドに癒されるわたしの夜が透明となる
平成三十一年四月七日
12
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