高島津 諦さん
のうた一覧
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汗をかき頑張る君は美しく冷や汗にまみれた私は醜い
平成二十三年九月十六日
2
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弱い子は弱さを恥じろ強い子は強さを恥じて一人で眠れ
平成二十三年九月五日
10
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ミミズクの羽角みたいな役割の毎晩零れる私の涙
平成二十三年八月十日
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切れたなら願いが叶うミサンガが千切れて路上で黒ずんでいる
平成二十三年八月十日
3
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ゆっくりと道を横切る猫の足五本に見えたと誰にも言えない
平成二十三年八月十日
0
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球形のガスタンクの中いっぱいに悲しいことが詰まっている町
平成二十三年七月二十八日
6
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太陽が沈んでからが好きなのは寂しくなっても許されるから
平成二十三年七月十一日
2
ケータイ短歌「太陽」投稿作。
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太陽がまた昇ることを希望だと思う者に告ぐ! やっぱいいです
平成二十三年七月十一日
1
ケータイ短歌「太陽」投稿作。
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頑張りはしたのと言い出したら終わりだけれど終わりでいいから認めてほしい
平成二十三年七月八日
1
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好きと言うことも嫌いと言うことも恥ずかしくって握り潰した
平成二十三年七月七日
2
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深く考えることと暗く考えることは全然違うんですよ
平成二十三年七月七日
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ねえ誰か、楽しい話をしましょうよ。世界の終わる話がいいな。
平成二十三年七月六日
3
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呟いた言葉の細い危うさに気付かぬふりで二人笑った
平成二十三年七月五日
1
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公園の砂場に描いたミステリーサークルにまだ返事はこない
平成二十三年七月四日
3
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Sちゃんの透き通るような微笑みはどうしようもなく痩せこけていた
平成二十三年七月四日
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感情が涙に溶けて消えるのが怖くて唇噛み締めている
平成二十三年七月四日
1
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名前のない粘液質の感情を真空パックで保存している
平成二十三年七月三日
1
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果てしなく広がる未来と無間地獄どこが違うか聞きたくもない
平成二十三年七月三日
1
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劇的なことが起きれば劇的に変われるんだと信じ切ってた
平成二十三年七月三日
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十四より柱で測れぬせいくらべ手首に刻んだメモリが赤く
平成二十三年七月二日
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