夏緒さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- あてのない薔薇一輪のおもたさに不意に傾きゆく冬の街 平成三十年二月四日 11 もっと見る
- 発芽してしまうでしょうねよい水を吸うよう青く傷つけられて 平成二十九年八月十五日 7 もっと見る
- もう全部どうでもいいね熟れきったトマトにやわく指は沈んで 平成二十八年六月十四日 8 もっと見る
- 鍵をみな失くした朝のこんなにもあっけらかんと青いあおぞら 平成二十八年六月六日 5 もっと見る
- まぼろしが花を降らせて足跡をなくしてしまうひとりとひとり 平成二十八年五月二十三日 7 もっと見る
- 台風の目の中にいる 熱帯の瞼をそっと冷やす花びら 平成二十八年五月十四日 6 もっと見る
- 掬っても掬っても海 ひとときも僕の手には留まらずに、青 平成二十八年五月十日 7 もっと見る
- どうとでもなり得るだろう 食べられる草の名前を唱えて歩く 平成二十八年五月六日 5 もっと見る
- きんいろの雨ふる朝よ百年の後までずっと歩いて行ける 平成二十七年三月二十六日 8 もっと見る
- たましいの軽さで朝へ駈けて行く足裏の白、木蓮の白 平成二十七年三月九日 5 もっと見る
- わたしたちいつか港へ行くでしょう産まれる前の卵を抱いて 平成二十七年二月五日 6 もっと見る
- しんにょうのかたちでねむるもう少しやさしい朝に生まれたかった 平成二十七年一月二十九日 9 もっと見る
- 月光に凍る淡雪 ほんとうに好きなものなどとても少ない 平成二十六年二月五日 6 もっと見る
- むらさきの花がほころび音の出ぬピアノしずかに運ばれてゆく 平成二十五年七月二十二日 12 もっと見る
- 空いろのゼリー掬えばたちまちに透明になる とてもさみしい 平成二十五年二月十八日 8 もっと見る
- 寒がりの熊とふたりで北極星、北極星、と震えて眠る 平成二十五年二月十五日 9 もっと見る
- 祝福の雪に埋もれたあの町に眠るわたしを置いてきました 平成二十五年二月八日 10 もっと見る
- 真っ白なことり、こな雪、氷砂糖かつてはひかりだったものたち 平成二十五年一月十八日 5 もっと見る
- お代わりは自由だという珈琲に薄められゆく夜の境界 平成二十五年一月十八日 6 もっと見る
- 夏を生く獣となりて一心に水蜜桃の汁を啜りぬ 平成二十四年七月十七日 8 もっと見る
