うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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綴迷停
負け戦知りつつ挑む愚かさも何もせぬより美学がのぞき
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岩本菫
あいさつでいちばんすきなのうれしくてえがおでにっこりおはようと
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横井 信
今日だけは朝のペースを変えてみる一本早い通勤列車
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うすべに
身を思う 枯れ果てた木に寄りかかる定家葛の花の香りに
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谷村思亜
悲しみの海の深くに潜るらむ 蒼き冥さに溶けて消えゆく
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ななかまど
クローゼット湿りてきしむ芒種頃季節を出して季節を仕舞う
10
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橘
鼻先でシャットアウトの惨めさも知れば心も幾らか育とう
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名鈴
世に聞こえ 高かる本の 覚えだに 時に従ひ 定まらぬらし
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音弥
参入へ失敗の過去にリベンジを不死鳥飛ぶか西国の空
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綴迷停
明日に嘘積み重ねれば今日の嘘かすみて尚も嘘を重ねて
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綴迷停
ただ単に言葉遊びと侮れば足元すくわれ深みにはまり
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舞
散りてのち思い出となる道端の一輪ほどの花の色かな
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び わ
朝が来た今日も元気に一二三と気合を入れて寝床を離れ
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綴迷停
文字並べ容易いような違うよな奥底深き曖昧さに触れ
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横井 信
繰り返す不安をぐっと押さえ込み今日もゆっくり雲を追い行く
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詠み人知らず
先生の すれ違う会話 続かずに 説明下手な 私が悪い
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歌狂老人卍
入道と云へど悟りはかのやうにすぐやむやうではつひぞ叶はん
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トウジさん
散る間際吾につげぬまま逝く花は悔しかろ切なかろ苦しかろ
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詠み人知らず
レジ前で 怒号をあげる 人がいた いちゃもんつけに 負けない店員
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雨夜
紫陽花は雨にかがよふ五月闇おもひ傾れおもひ崩れなほ
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