うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
|
|
-
詠み人知らず
転倒す手と首肩がまがらない息をひそめて老いを罵る
3
もっと見る
-
詠み人知らず
ふと目覚め白湯を啜りつぼんやりと 想いとともに胃の腑に落ちる
2
もっと見る
-
ＫＥＮ
人智れず 霞櫻の舞ふやうに 人智れず舞ふ 夜半の粉雪
12
もっと見る
-
詠み人知らず
床の中寒の戻りに眠られず ひとりハグして肋骨かぞふ
4
もっと見る
-
灰色猫
忘れえぬ君のおもかげこの春もまた優しげに微笑むのみで
16
もっと見る
-
花散姫
何をしに生まれて来たという問いはいまだに解けず菩提寺の椋
10
もっと見る
-
紫都姫
月見れば 我を名付けし 父想ふ それに恥なき 道歩めしか
5
もっと見る
-
詠み人知らず
永遠に七月七日の逢瀬なら年に一度は贅沢な愛
2
もっと見る
-
滝川昌之
火葬待ちほぼ初対面の親類と伯父を偲べば途切れて黙し
23
もっと見る
-
詠み人知らず
絵空事文字はたやすく流暢に求める恋はナマモノだから
1
もっと見る
-
可不可
爪先まで月に曝して蝋人形 かと肌を圧したら凹んだ
2
もっと見る
-
可不可
モロー描くサロメが手本 わたしは誰の首を所望しようか
6
もっと見る
-
滝川昌之
窓口は「代打」「代打」と入れ替わり同じ苦情を三回告げる
19
もっと見る
-
ＫＥＮ
魂きはる 稚兒の命の哭く聲を 越ゆる悲しき音は世に無し
16
もっと見る
-
夢士
朝焼けも夕焼けもなく日の暮れて宵のひと時亡き人偲ぶ
12
もっと見る
-
露草
亡き友の自給自足の夢を継ぎ土を耕し種を撒く吾
16
もっと見る
-
詠み人知らず
追い込んで葬り去った故郷の記憶は脳に血痕として
3
もっと見る
-
詠み人知らず
胸のうち巣食う鬼だけ追い出せず母の手紙を読まずに棄てる
4
もっと見る
-
詠み人知らず
真夜中に怒号の後にすすり泣き父のＤＶ二次的被害
4
もっと見る
-
ＫＥＮ
ふるさとの 川に舞ふ雪 目にとめて 心にしまふ 水に消ゆまへ
14
もっと見る
