うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ＫＥＮ
瀧越えて水尾枯れるまで濡れ行かば天へと誘ふ八重の石楠花
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詠み人知らず
夏らしき埃の臭ひ立ち籠めて音もなく雨はライトに映ず
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聴雨
命あるもののやうなる米麹あがなひしまましばし懐ひて
9
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横井 信
図書館へ杖突き歩きゆく道を渡る風の音 爽やかに揺れ
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夢士
真夏日の空を蔽ひし梅雨の雲一夜明くれば憂鬱の雨
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秋日好
空き巣箱覗き来る鳥それぞれがあの子かと思う 薔薇は満開
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天鳥
夜が更けて 雨が降る中 床につく 遠き雷 ララバイに似て
6
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千映
玄関にガラスぐい吞み飾ったら本格的な夏が到来
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コタロー
てふてふが塀越え屋根越え高みへと花咲く方へ香るる方へ
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可不可
くりかへし火花ちる夜空 でも 巨きすぎて見えない刃こぼれ
6
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詠み人知らず
山法師二羽の小鳥のさえずりが明日またねと聞こゆる夕べ
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桜田 武
毎朝の散歩の路上にカエルの子踏まぬよう気を付けて足運ぶ
9
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桜田 武
半袖の腕を涼しき風撫でる体感とこころ夏の入り口に
6
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び わ
突然のまさかのことに驚嘆す自然は予測超えて訪れ
8
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ＫＥＮ
不如歸騷がぬ夜半に渡る風重く濕りてさみだれ知らせ
13
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夢士
雨音の時に激しく梅雨の雷咆哮ひとつ一陣の風
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横井 信
つかの間の梅雨の晴れ間に傘持って出かける子らの夏服の朝
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灰色猫
朝焼けに背中を押され歩みだすこれから何が成せるだろうか
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可不可
毒虫のかはり 古代魚のつもり アマゾンでも買へない深海の
5
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聴雨
東雲の窓辺に置きし梅ビンのこほり砂糖のしづく光りて
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