うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
殺のみで生きる傭兵 女を愛し 大剣ひとつ 修羅生き抜けり
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詠み人知らず
恨みわび 泣き濡らすほどに 思い兼ぬ さだめの恋や 巡り合はるる
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詠み人知らず
楽しげに 音楽聴きつつ膝抱え スイングしゐる 至福の子猿
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萱斎院
寝もやらずかすむ月影ながむれば 音もなく散るや春の夜の花
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萱斎院
来ぬひとのはかなき夢に明くるかな かすみし雨に染む花のいろ
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萱斎院
春の夜のつもりぬる雪くれなゐに 人の訪ふとも跡もなき庭
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たたみの目
春来れば 恋の妄想 わが胸に 今年実現 するかしないか
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士心
大好きとただ一言をいえたなら その先に行きたい気もする春の夕
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士心
君に言うべき言葉を夫へと 連ねる我を嘘吐きと詰れ
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士心
言葉だけそ知らぬ顔で置いていく 君の横顔桜をつけて
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千葉 甫
解体の家の跡地に蹲るブルドーザーに夜の雨降る
7
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詠伝
虫潰す用のティッシュで精液を優しく包む助手席である
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詠み人知らず
面影を 灯影に映す 影法師 浮かぶは涙 片恋語り
6
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詠み人知らず
レポートをまとめながらのティータイム貼られた付箋さり気ない愛
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詠み人知らず
粛々と仕事おわらせ乱れ初み着崩すスーツ青芝桜
7
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安井シンゴ
わが歩幅九〇センチを 積み上げて 見ゆ月までも 届かんと欲す
7
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秋日好
元カレに貰った指輪は寝床下もしものときに質屋の運命
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木タロー
君去りし右手に虚空冷たさに口にしてみる「空即是色」
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木タロー
その人懐っこい笑顔の裏側私だけ見える残酷な面
5
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詠み人知らず
帰り道寄り添うふたつの背中みて冷えた指先つきりと痛む
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