うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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行中納言中将知師
大都市の高層ビルに飛んじゃった 鳥には餌を待つ子いるかな
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森川
空寂に 惑いうつむく 傍らに瑠璃唐草の 健気な色よ
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聴雨
花房をゆらす主あり木のもとに花落ちしきる川の辺の径
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千映
薄物のコートとダウン入り乱れ街ゆく人のそれぞれの初春
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うすべに
北山の杉が元気に恋すれば 駅のホームに白いさざんか
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もみじ☆彡
早笑みて 玉縄桜 雲居より 眺め笑むやな 本多佐渡殿
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可不可
春霞みやびな言葉 でも今は花粉や黄砂ＰＭ何とか
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滝川昌之
バイパスのナトリウム灯は朝もやの雲海に浮き漁火のごと
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灰色猫
一行詩くもり硝子に綴りゆく指だけが知る闇のよろこび
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び わ
遅咲きの白梅畑明るくすみなの幸せ願うがごとし
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夕夏
ながあめのみずにおぼれるはるやさいひからびてしすわがやのかけい
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みん
歯を磨き、ご飯も食べて五分だけ、温もり残った寝床で二度寝
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詠み人知らず
草木の萌動を見とどけん 秋篠の岸君をさそいて
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清淡
春時雨池の波紋もいうゑんにいつしか宵の帳おりたり
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滝川昌之
春雨に産毛濡らして「母子草」実子殺める人の世憂い
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灰色猫
誰しもが時の流れを泳ぐもの山女魚のごとく清くありたし
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行中納言中将知師
み吉野を風のさそへば山坂の 花の落つるを誰かあはれむ
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び わ
紫陽花の小さな青芽覗きおり本格春の近しと告げて
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新座の迷い人
如月が 今日で終りて 明日からは 弥生に入り 楽しみ多き
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夢士
寒き春道広くして大き空花の彩なく鳥の声なし
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