うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
|
|
-
うすべに
梅雨近し 薄い青空すいこんで 色濃くひらくあじさいの花
10
もっと見る
-
青き銀椀
臥して夕べまれな夢見て起きしことゆめ鳥の音が歌へる如くに
10
もっと見る
-
滝川昌之
スニーカー洗って干せば夏空が裸足で来いよとビーチへ誘う
24
もっと見る
-
詠み人知らず
若楓たはむる日と風初夏の木洩れ日やわらに日の斑（ふ）の参道
9
もっと見る
-
源 漫
山吹の茂りに隠るわが庵は草と揺りけり山風ぞ吹く
2
もっと見る
-
詠み人知らず
暮れかかる陽と長閑なるシャッター街猫は憩いぬコンクリの影
6
もっと見る
-
詠み人知らず
蝶弾む花びらの野に陽光は溌剌とした季節授ける
5
もっと見る
-
青き銀椀
湛へるに葉より一滴落ちゆくをさながら光る朝な眩しき
13
もっと見る
-
千映
強風に雪降る如く大手毬美人薄命花にもいえる
5
もっと見る
-
可不可
カラフルなレインシューズやアンブレラ 自己満足だ 濡れて了へば
8
もっと見る
-
芳立
君もまた君のかたちをあらはせよけやき若葉の繁りくるころ
5
もっと見る
-
詠み人知らず
気取らない野に咲くキバナコスモスと奔放な風ゆらゆら揺れて
2
もっと見る
-
灰色猫
五月雨や狂ひ鳴きたる初蝉の声にしばらく鎮まり給へ
23
もっと見る
-
び わ
ダンゴ虫どんどんふえる庭先で夫婦の仲が良すぎるのかも
4
もっと見る
-
ななかまど
吾よりも早く起きたりほととぎす夜の帳が一声に開く
6
もっと見る
-
滝川昌之
青さ増す皐月の空のすぐそばで手ぐすね引いて待つ雨季の雲
18
もっと見る
-
詠み人知らず
植え込みのツツジを照らす電灯のいろは豊満ふくよかな闇
4
もっと見る
-
ＫＥＮ
鵺の聲 ゆかしく思ひ 見渡せば 木末の先に 濕る望月
14
もっと見る
-
夕夏
ていじにはつがいのかもがまいおりるぐぇっぐぇとないてとびたつときも
3
もっと見る
-
うすべに
吹く風に水のかおりのふくらんで 夏を知らせる葉隠れの月
11
もっと見る
