うたの一覧 (カテゴリー：時事 並び替え：新着順)
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紫苑
猫の餌にいと厚き本買い揃え巣ごもりの支度はや整えり
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浅草大将
厳しさに耐へて色こそ優りけれ雪にも笑まふ陸奥の花
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波江究一
旅の恥名所の壁に書き捨つる類幾ばくぞ黄金週間
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只野ハル
風に揺れた空き瓶が電鍵叩く映画をモールスは知らない
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さる
なにゆえに 猫も杓子も 出かけゆく ゴールデンウィーク ほんまに金か
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さる
酒喰らい 裸であばれ 逮捕さる おバカタレント あきれかへるも
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詠み人知らず
「つみびと」に無限にそそぐフラッシュがうつろの奥の傷みを照らす
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浅草大将
今の世は弥生に春を惜しみ得じ正にことばのつき果てむとす
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紫苑
罪ふかき人貶めし人ははや珠にはあらず石に及ばじ
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ゆら
世界から隔離されたる公園で叫ぶ 夜に護られたくて
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笑能子
時事吟ず喉を鍛えずわらわらと不協和音がなお重なりて
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さる
いまははや 言問ふ術も なかりしに なぜにあなたは 逝き給ふらん
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詠み人知らず
どう仕様もなく酔い潰れたい日だってあるよいいじゃん誰も傷つけてない
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山本克夫
あと千年そっとしておいてほしかったと軍艦島によりそう波頭
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じゆん
ａｄｉｄａｓのａとｓとが擦り減ってｄｉｄａとなりしは不屈の男
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紫苑
藤咲ける屋上にはや祖たちの願いをはらみ鯉のぼり舞う
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笑能子
免罪符掲げた喧嘩遠く観る納得は無く只視てるだけ
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虫武一俊
酒鬼薔薇聖斗の赤文字あざやかに消えたきころの我、浮かび来る
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笑能子
忙殺も暇も己の匙加減傍の作用は切欠程度
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久地宗吾
拳銃、拳銃、拳銃、拳銃、そんなものがあれば今わたしに
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