うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
雨あらう木立ちの影もくっきりと 十五夜ちかづく澄む月のいろ
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恣翁
青空は 朝の露に洗はれて 縹渺と高くなりゆくらしも
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痴光山
この八洲永き酷暑のそぐはねば 陽に代へ天霧らへる日をぞ乞ふ
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継海
戸袋に小鳥飛び込む親鳥の羽音強しや声重ねつつ
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へし切
白鷺の川面を睨む目の先に のどかに泳ぐ小魚の群れ
12
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茂作
哀れなりかくも誇れし向日葵の 萎れてばかり捨てられてをり
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茶色
秋虫よ誰を想って鳴いている夜の静寂に音色響かせ
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音蔵 雅秀
長月の巡れば秋虫鳴きおれど 暑い暑いの悲鳴に聞こゆ
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音蔵 雅秀
空に立つ入道雲のモクコクと 長月入るに まさに夏空
1
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音蔵 雅秀
容赦なく陽の照りつけて 鳥も見ず 救いの風が渡る昼中
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音蔵 雅秀
ヒリヒリと肌刺す陽射し また今日も 長月入りて久しかりしに
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うすべに
稲刈りのにおいふくんで トラクタについてゆっくり歩むしらさぎ
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恵雪
熱き夜にこぞりて歌ふ秋虫は夏の終はりを如何に知らむや
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滝川昌之
満たぬ月畔の芒の穂は堅くどちらが先に笑んでくれるか
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痴光山
秋めくも冷めぬ日盛りつくつくの 息つく間を 占むる虫の音
6
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ガビー
屋上よ覚えているか 南国に降った大雪 俺の骨折
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秋日好
入滅の庭とモダンな石庭と青もみじ下に隠し持ち居て
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音蔵 雅秀
光年で 一億年前今見てる 宇宙の神秘 尽きること無し
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うすべに
田の波のきんのささやき風の息 遠い太鼓にみみをすませる
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滝川昌之
うなだれて夏の限りを共にした向日葵をポンとなぜる友情
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