うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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ＫＥＮ
山茶花よ 落ちていずこへ 消え行くか 春の流れに 魂を搖らして
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詠み人知らず
明け方の月はとつても蒼いからあの日の嘘も赦してしまふ
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さえね
ひさかたのひかりあふれる春の野に出でて弔ふ亡き人々を
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さえね
言の葉も歌もいのちも呑み込んだ太平洋は今日も蒼くて
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さえね
二〇一一年三月以前に戻らばや あのくだらなき幸せな日に
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さえね
ひとびとのたましいあまた吸い上げたあの日と同じあたたかな空
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さえね
魂鎮めの歌を詠まばや 言霊の幸ふ国に春が来るから
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灰色猫
キャンドルは弥生の風に揺らめいて誰もの心に祈りを灯す
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灰色猫
いつまでも港でひとり待ってます君が微笑むアルバム抱いて
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灰色猫
旅立ったあなたはこころ安らかに静かな海で眠れていますか
9
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灰色猫
少しずつ街は昔に戻っても癒えぬ心の爪痕がある
9
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灰色猫
祈りなど届かなかった寒空のもとで探したあなたの遺体
10
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衣装箱
君の声 手の柔らかさ 片えくぼ今も隣に 沈丁の夜
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詠み人知らず
言葉こそ確かなものか無責任好きと言わない人がすきです
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ＫＥＮ
古里よ何処へ消ゆの声さえも沖へ流さん九重の波
1
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ななかまど
青空にまあるき雲は遠き日の母が作りし繭玉のよう
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ＫＥＮ
環状など勝手にあだ名つけられて戸惑う僕ら何処が悪いの
7
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内藤芽亞
我のこと誰見ぬだろそれでもさ我は必ず見つめてるよね
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ＫＥＮ
ななめ降る みぞれの野辺に ひよどりの 林檎啄む 音のかそけき
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ＫＥＮ
ひよどりよ この魂宿し つむぎ行け 林檎の聲は みぞれに滲み
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